五年前   二十歳

突然攻撃を受け、町は崩壊していった。サークル合宿に必要なものを会長である鷲嶋と、里浦、増上寺、深川、竜胆、そして俺鈴城の6人で買い物に来ていた。避難中、泣き声が聞こえた俺たちは現場に向かい、逃げ遅れ瓦礫に挟まれた子供を助けようとしていた。無事に助けだし竜胆に渡し、瞬間、俺たちは瓦礫に飲み込まれた。


不思議な力場に守られた瞬間、俺たちは地球を見下ろしていた。そこで、邪神信仰の教団が地球を狙っておりそれを迎え撃つため、宇宙警察の特殊部隊に現地協力員としてスカウトされた。プロテクトスーツと専用ビークルを渡された俺たちは、ブレイブスワットとして戦うこととなった。俺の専用ビークルはジャンボジェット、リニアモーターカー、パトカー、ドリル戦車が与えられこれらが合体、また、会長たちには武装を施された鷲、虎、象に変形する新幹線型のビークルが与えられ、3体が合体、最後はジェット戦闘機とサポートメカが与えられ合体し、巨大なロボットとしても戦えるようになっていた。


「センパイ、助太刀します。」

敵の攻撃が激化していくなか、新たな補充員として竜胆がドラゴン型のビークルと共に現れ、敵と交戦し凌ぎきることに成功した。

「会長、里浦先輩、増上寺先輩、新機能を追加するので、このデータをインストールしてください。僕のビークルと合体できるようになりますんで。」

会長たちと4体合体することで、武装の強化や継戦能力の大幅な増強が施された。


本部から地球に巨大なミサイルが発射され、19時間後に到達すると緊急連絡が来た。破壊するため地球から飛び立ったが、敵の戦力の前に阻止限界点へと近づいていた。俺は、苦肉の策としてジャンボジェット型ビークルで特攻を仕掛け、なんとか破壊に成功した。


「本日付で地球支部に配属になりました、ヒヴィーキです。よろしくお願いします。」

新たな補充員として本部より着任した彼は、自身の宇宙船型ビークルとは別に、巨大なシャトルのビークルを持ってきた。これは、戦力の減少により、戦闘が危ぶまれた為、本部からのテコ入れだった。


ようやく、壊れたジャンボジェット型ビークルの修理が終わりデータを調べていたら、シャトルとジャンボジェットが合体出来る可能性が発見された。詳しく調査しようとした矢先に、教団が作った最強の合成獣が送り込まれた。合成獣を前に、俺たちは力尽きた。諦めきれない俺は、調査中の合体を試すことを決意し、仲間の制止を振り切り決行した。合体は成功し合成獣を倒したところで俺は意識を失った。


合成獣を倒したことで、教主自ら信徒をつれて地球へと戦いを挑んできた。俺たちは満身創痍となりながら、戦闘に勝利したが、教主自爆し地球もろとも破壊しようとして来たので俺は、最後の力を振り絞り教主を抱え宇宙空間へと飛び出したところで爆発に飲み込まれた。




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