第18話 豹転

 ハウルフォンの受話器の向こうから、何度も何かがぶつかり合う音が上がった。


 立て続けに響くその音で、直は何が起こっているのかが推測できた。


「城戸さん、勝ってますか?」


 大分前から長瀬の返事はなかった。


 だが、あずさが駆けつけた事から、長瀬が無事だと直は確信できた。


 ややあって、長瀬の返事が返ってきた。


『……優勢とは言い難いです。相手のリーチが長く、攻めあぐねているのが実態です』


「武器ですか?」


『はい、長い爪です』


 よく聞けば、確かにがりがりと引っかくような音や硬いものを切りつける金属音も聞こえてくる。


 絶え間なく続く音が、直の耳朶に響く。


 自転車を漕ぐ足に力をこめ、長瀬の言っていた場所へ急ぐ。


「もうすぐ着きます。……その、長瀬さん」


『何ですか?』


「……無事で、よかったです」


 長瀬からの返事はなかった。




「ガアッ!」


 空中へ跳び上がった赤鬼が髑髏の怪物に斬りつけられ、地面を転がった。


 今や鎧のように硬い外殻の所々には、裂傷ができていた。


 彼女は立ち上がろうとして、すぐに横へ転がった。


 直後、彼女のいた位置を爪の切っ先がえぐり、アスファルトが割れてその破片が飛び散った。


 長瀬は直に報告しながら、目にする現状に危機感を抱いていた。


 二体の異形は今や細い路地ではなく、すぐ近くにあった屋外駐車場へと場所を移していた。


 車が全く停まっていない。


 それがヴィオキンのあずさに不利なのだ。


 障害物を蹴りつけての空中戦が主体の彼女にとって、開けた場で戦うのはデメリットでしかない。


 地に足つけた格闘は、彼女は不得手なのだ。


「まさかあいつ、狙ってここに……!?」


 長瀬の驚きを聞きつけて、ラットがふふ、と笑い声をこぼした。


「このヴィオキンについては、よく盟友から聞かされてるからね」


 長瀬と、そしてヴィオキンが息を呑んだ。


 ヴィオキンは四つ足になってラットバーミッシュを見据え、すぐに後ろへと跳び退いた。


 後ろに跳躍した彼女の目の前を、ラットバーミッシュの振り回された爪先が通過する。


 相手の得物は長く、にも関わらず、切り返しも速い。手数も多い。


 状況は必然的に、間合いの広いラットバーミッシュの方が有利となっていた。


「くっそ、ェエイ!」


 ヴィオキンは着地すると、再び地を蹴って隅に立っていた外灯の方に移り、三角跳びの要領で支柱を蹴って高く跳んだ。


 しかし、読まれている。


 上空から襲い掛かる赤鬼に、髑髏の怪物が長い爪を突き出した。


 正面から刺突を見舞われたヴィオキンが体勢を崩し、もんどりうって落下した。


「あ、がぁう……!」


 身を折ってもだえるあずさ。貫通しなかったのは幸運と言えるが、受けた痛みは大きかった。


 立ち上がれずもがく彼女に、ラットが歩み寄る。


「無様だねえ、君ぃ」


 無造作に、ラットがヴィオキンを蹴り飛ばした。


 赤鬼がうめき、身を反らす。


 苦しむ彼女の姿が、赤鬼から人間のものに変わった。


 まずい。長瀬が息を呑む。


 ヴィオキンは感情の高ぶりによって姿を変える存在だ。


 戦う事に肯定的なあずさは意気込む事で赤鬼のような姿になるが、その彼女が変化を解いたという事は、精神的に屈したと言う事に他ならない。


 負けを認めてしまったのだ。


 ラットが彼女を見下ろし、あざ笑うように息を漏らした。


「ハッ、これはまた……」


「……っ」


 あずさが胸を押さえながら身を起こすが、立ち上がろうとするその踵が何度も滑る。


 ラットから離れようとしていたが、腰は上がらず、距離はほとんど開かない。


 今や彼女は戦意を喪失し、完全に怯えきっていた。


 ラットが右手の指を元のものに戻し、彼女を見ながら自分の顎を押さえて首をひねる。


 考え込むようなその動作をした後、右手であずさの胸倉を掴み上げた。


 ひっ、と普段の彼女なら上げないような悲鳴が上がった。


 怪物は目玉の入っていない眼窩で彼女を間近で見つめ、ぽつりと呟く。


「ふむ、悪くない」


 刀となった左手の指を持ち上げた。


 切れ味鋭い、刃のような指を見せつけられ、あずさが目を見張る。


 ラットの長い人差し指が彼女の額に乗せられる。


 涙を浮かべる彼女を見て、フフフ、とラットバーミッシュは愉悦の笑みを漏らした。


「君でもいいか」


 指の刃から赤い線がにじみ、つぅ、と一筋血が垂れた。


 長瀬が思わず声を上げる。


「城戸さん!」


 そこで、甲高い音が上がった。


 自転車のブレーキシューとホイールとが強く擦れる、耳障りな音だ。


 ラットが手を止め、全員が音のした方へ目を向けた。


 駐車場の入り口、長瀬のすぐ側に、それまでなかったものがあった。


 ラットも顔をそこへ向け、その後首を傾げた。


 自転車と、それに乗っている男。


 急ブレーキで止まったらしきその男は、青いスマートフォンを片手にラットを睨んでいる。


「……何だ、君は?」


「月島さん!」


 長瀬が驚き、左耳から自分の携帯電話を離した。


 直も自転車から降り、耳からハウルフォンを離した。


 あずさと、彼女を捕まえているラットバーミッシュを見る。


「……何をしている」


 直が静かに呟いた。


 その眼差しは険しい。


 長瀬とあずさが、彼の声色と表情に戸惑いを見せる。


 ラットバーミッシュは動じず、当たり前のようにこう言った。


「決まっているだろ?この子の顔をもらうのさ」


「そうか、お前が……」


 直の目がさらに険しくなった。


 長瀬やあずさの知る、常に困った顔をした人間とは思えない表情だった。


 直がラットを睨んだまま、ハウルフォンの通話を切る。


 ハウルフォンの画面が変わり、テンキーと四桁の空欄が表示される。


『Released the lock. Ready set for morphing』


 低い男の電子音声がハウルフォンから流れた。


 その様子に、ラットが怪訝な様子を見せる。


「何だい、お前は」


 直が黙ったまま、ハウルフォンに表示されているテンキーを指先で叩く。


 [0][0][2][3]


 最後にエンターキーを押し込むと、ハウルフォンは高らかに宣言した。


『Consent to your fighting. Good luck』


 それを聞き届け、彼は小さく、しかし強く断言した。


「お前の敵だ。……豹転!」


 直はハウルフォンを持つ手を引き、左手首にはめたブレスのマウント部分に収めた。


 豹転とは、ストレンジャーズ・チルドレンがその姿を大きく変容させる現象である。


 マウントされたハウルフォンは、ブレスの上で振動を始めた。


 傍目には携帯電話のバイブレーション程度の小さな震えだったが、直の肉体に大きな影響を与えた。


 骨が奮え、血が騒ぐ。


 全力疾走した後のように全身の肉が熱くなり、心臓が跳ねまわる。


 直の顔に深い皺が刻まれていく。


 口の端が吊り上がり、途端に獰猛な肉食獣の顔立ちに変わる。


 次の瞬間、直は全身のシルエットを激変させた。


「あ、……え?」


 あずさが呆然と声を漏らした。


 長瀬が目を見張り、ラットがたじろぐ。


 三人の目の前で、彼は姿を変え終えた。


 本来のハウルとは大きく異なる、狼男とは形容しがたい姿だ。


 顎を開いた狼を思わせる仮面は素顔が、ぬめるような質感を持つ四肢は衣服をも巻き込み肉体が変わってできたものだ。


 底冷えするような薄い青が全身を彩っている。


 濃い色の甲殻が鎧のように体の要所を覆っており、肩や肘、膝には爪か牙を思わせる鋭い突起が生えていた。


 胸から下腹部のあたりにかけては、巨大な獣の顔を思わせる意匠がある。


 やがて変化を終えた直が、両方の手に力を込め、拳を作る。


「フウゥ……」


 深く息を吐くと、変貌した直、つまりハウルはラットバーミッシュをねめつけた。


 対峙するそれを見て、初めてラットが上ずった声を上げた。


「お、狼……?これが、ハウル!?」


 あずさから手を離し、怪物が大きく後ずさった。


 解放されたあずさが、その場にへたり込んでハウルを見上げる。


 ハウルが前へ歩き出し、一歩、また一歩と、駐車場の奥へと踏み込んでいった。


 長瀬とあずさが、目の前を通り過ぎるハウルを呆然と見送る。


 姿形はおろか、身にまとう空気ですら普段の直とかけ離れていた。


 焼けた砂のような、ざらついた空気。


 過剰なまでに熱いのか、凍えるほどに冷たいのかも分からない、痛みを伴うような感覚を一瞬周りにいる者に感じさせる。


 怯えたようにラットが一歩下がった。


 その反応は、まさに天敵を前にした野鼠のそれであった。


 歩くハウルの頭が、わずかに下がる。


「ガフッ!?」


 次の瞬間、ラットが身をのけぞらせて大きく後ろへ吹っ飛んだ。


 それまでラットのいた位置では、ハウルが立って拳を前に突き出していた。


 瞬きする程の一瞬の間に、ハウルが距離を詰めラットに拳打を叩き込んでいたのだ。


「は、速い……!」


 長瀬が我知らず呟いた。


 倒れたラットが、背中でアスファルトの上を滑る。


 這うように立ち上がると、動転した声でハウルに声を上げた。


「っ、な……何だ貴様は!何でこんな事をする!?」


「こっちの台詞だ」


 抑揚のない声でハウルが拳を引き、ラットを睨んだ。


「四人も殺した。五人目も今、やろうとした。それも僕の友達を、だ。お前が殺した子の中に、友達に似た子もいた」


「はあ?何を……」


「あの子達が、お前に何をした?殺しを重ねる理由は何だ?」


 その問いかけは、ラットにとってあまりにも今更なものだった。


 ラットは当たり前のように右手を広げて肩をすくめた。


「そんなの決まっている。顔が好みだったからさ」


 そう言うラットの口調からは、愉悦にひたるニュアンスがこもっていた。


「人間が毛皮のコートを仕立てるために獣を狩るのと一緒さ。それが美しいならなおさら欲しい。美しい顔があれば、僕という存在がより美しく引き立つ。だからさ」


「そんな理由で殺しができるのか」


「どうせ頼んだって譲ってもらえないだろ?すっと息の根を止めてやるのがむしろ優しさ―――」


「もういい」


 ハウルが拳を持ち上げ、左の肩を引いた。


 じゃり、と踏みしめる足が音を立てる。


 拳を改めて強く固め、呟くようにこう宣言した。


「もう、お前を許す理由はない」


「言ってろ化け物ぉ!」


 ラットが右手の指を伸ばした。爪を振り上げ、前に出る。


 上から切りつけようと、四本の爪がハウルの頭上へと降りる。


 親指を畳んで繰り出された斬撃を前に、ハウルが踏み込み前に出た。


 ラットはそれを想定していた。


 もう片方の、引いていた方の手の指を揃え、近づいたハウルの脇腹を突き刺す算段を立てていたのだ。


 だからこそ、怪物は腹の底で相手の動きをあざ笑っていた。


 だから、ハウルの行動に虚を付かれた。


 ハウルは接近しラットに肉薄した直後、更に大きく身を沈めた。


 両足を後ろへ滑らせ、前に倒れるようにしてラットの視界から一瞬姿をくらましたのだ。


 足を浮かせ、両手で着地し身を反らせる。


 その大胆な行動で、ラットは一瞬、ハウルの姿を見失った。


「何!?」


 ラットが下に視線を移す。


 それと同時に、ハウルの全身がねじれ、バネのように跳ね上がった。


「ゼェアッ!」


 大きく開かれたハウルの足が旋回し、ラットの横っ面を蹴り飛ばした。


 まともに蹴りを喰らい、ラットが大きくよろめく。


 よろめくラットに背を向けて着地したハウルが、後ろへ低く跳ねて後ろ足で蹴りを見舞った。


「ラァッ!」


「グゥ!?」


 まともに腹に喰らい、ラットがたじろぐ。


 ハウルが大きく足を引いて背後へ振り返り、再びラットに向かい合うと、拳を振るい上げた。


 ハウルの猛攻は止まらなかった。


 ラットが顔をかばえば腹を、腹をかばえば顔に。


 次々に拳打を打ち込まれ、よろけたラットに更に渾身の回し蹴りが決まる。


 ラットの体が駐車場を囲む塀にぶつけられ、アスファルトの上に倒れ苦悶の声を上げた。


 ハウルは腰を落とし、両手を軽く広げて手のひらを下に向けた姿勢でラットを見据えた。


 いつでも跳びかかれるその体勢で、ぐるる、と喉を鳴らす。


「もっと、後悔しろぉ!」


 大きく広げた両手の指をごきんと鳴らし、ハウルが吼えた。


 狼の顔を思わせる意匠の頭部の目と狼の口内にある彼自身の目、合わせて四つの目がラットを睨む。


 睨まれるラットが、引け腰になって後ずさる。


「く、くそっ、やってられるか!」


 ラットが慌ててきびすを返し、逃げ出そうとする。


 しかしラットの頭上には、すでにハウルが飛び上がっていた。


 頭の上に何かが乗る感触に、ラットが悲鳴を上げる。


 軽業師のように片手だけでラットの頭に乗ったハウルが、身をひねって足を天に向けた。


「おらぁっ!」


 ハウルが身を反らし、手を離した。


 身体をよじり、鼠の頭蓋に体重の乗った膝を叩き付ける。


 息の詰まった声と同時に、一際大きな音が上がった。


 膝を打ちつけられた眉間に、ひびが走る。


「ああぁ、顔が、僕の顔がぁあ!」


 倒れたラットが額を押さえ、上ずった悲鳴を上げて悶えた。


 その様は痛みを訴える以上に、精神的ショックの大きさを雄弁に語っていた。


 ハウルは地面を転がるように着地した後、もがくラットを見てハッ、と鼻を鳴らす。


「自分のした事自分がされて、懺悔の一つも出て来ないのか」


「き、き、貴様ぁ!」


 逆上したラットが長い爪の伸ばした右手を振り上げ、ハウルに迫る。


 これにハウルは一歩も踏み込まず、頭上から振り下ろされた爪を片腕で受けた。


 長い刃のようなラットの爪はハウルの腕を覆う鎧のような外殻に阻まれ、根元からへし折れた。


 ラットがたやすく振りぬかれた片手と軽い音を立てて落ちた得物とを交互に見てたじろぐ。


「は、は?……ひぃ!」


 ラットバーミッシュは火を突き付けられたように怯え、駐車場を囲うネットに背中からぶつかった。


 睨む狼と、追いつめられる鼠。


 ハウルが喉の奥で唸りながら、大きく前へ一歩出て地を踏みしめた。


 ハウルが左の手首にマウントされたハウルフォンの画面を、右手の指先で叩く。


 線のみで描かれたハウルの全身がインジケータの画面のように表示され、ハウルは画面の中に立つ自身の、右膝と右肘とを続けて叩く。


 画面内で叩かれた部位が蛍光色に染まり、スピーカーから声が上がった。


『OK. Let’s Bite! Now!』


 ハウルは両腕を軽く開き、ラットを睨んで深く腰を落とした。


 腹の奥から息を吐き、息を完全に吐ききった頃、ハウルは一気に背筋を伸ばし、右膝を跳ね上げた。


 左足だけで伸びあがるように立ち、右腕を高く掲げる。


 ちょうどムエタイの構えを思わせる体勢を取ると、ハウルは両肘を小さく回し、右膝と右肘とを打ち合わせた。


 それを合図としたように、そこに生えていた牙のような突起が長さを増し、鋭さを得た。


 右肘と右膝。


 先ほどのハウルフォンの操作で、光の灯った部位だ。


 ハウルフォンが操作を受けて、より強い変化をハウルに促したのだ。


 ハウルが二つの得物を得たのを見て、ラットがひるむ。


 逃げようと退路に鼻先を向けるが、その直後上がった音に鼻先が上へ向いた。


 すでにハウルは高く跳びあがり、空中でその身を大きく後ろに反らしていた。


 ラットバーミッシュという獲物へ向かって迫る、巨大な獣の顔。


 ハウルの胸から腹にかけての意匠が、あたかも生きたものであるかのようにラットを睨む。


 大きな双眸を前にして、ラットは凍りついたように動けなくなった。


 まさに、蛇に睨まれた蛙のように、だ。


 獣の顔はラットの目の前にまで迫る。


「ラフムーンバイト!」


 直後、ハウルの膝と肘とが獣の牙のごとく、ラットの頭蓋を砕き、先端を沈めた。


「ゴフッ!?」


 ラットがくぐもった悲鳴を上げる。


 脳天に穿たれた穴から牙が引き抜かれ、ラットは大きく後ずさった。


 ハウルが着地し、顔を上げてラットを見る。


 ラットは慄き、爪が折れて短くなった右手を顔に当てる。


 その指先が頭の穴の縁にかかった時、ラットは両手で頭を押さえ、恐怖の悲鳴を上げた。


「ひっ、え、えぇ!?う、嘘だあっ!」


 薄汚れた白い髑髏にできた穴から、細いヒビがいくつも走る。


 ヒビはいくつにも枝分かれしながら頭蓋骨全面に広がっていき、ついには、ぱき、ぱきと音を立てながらヒビが割れ目へと変わっていく。


 ラットバーミッシュは両手で頭を強く押さえ、何度も「嘘だ」を繰り返す。


 半狂乱になって繰り返されるその言葉は、ガラスのグラスが割れるような音を境に、ぷつりと途絶えた。


 ぱきぃ、ん……


 首を失い、バーミッシュの体が脱力して膝をつく。


 直後石膏像のように白くなった肉体までもが、無くした首を追うように自発的に砕け散った。


 砂のように散る白い粉。


 すぐ先ほどまで怪物だったものの名残は風に吹かれ、次第に見えなくなっていく。


 ハウルはゆっくりと立ち上がると、ふうう、と深く息を吐いた。そして、静かにこう呟く。


「……これで、事件が終わったんだ」


 静かにたたずむハウル。


 それを、長瀬とあずさは呆然としたまま見ていた。

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