嘘をつき切るための足踏み
こんばんは、このはりとです。
自身の物語と向き合う、と決めてからも、ずいぶんと足踏みをしました。ほぼ書き終えていて、数日磨き上げれば公開できたはずのエピソードで、なぜか先へ進めなくなっていたのです。ですが、その足踏みの理由を、今日ようやく知りました。
わたしは、現実でない世界を描くとき、虚構を本当にするために「嘘をつき切る」を意識しています。ディテールでなんとなく嘘をつくと、“ひょっとしたらあるかもしれない世界”ではなくなってしまうからです。
書く手が止まったのは、嘘をつきとおすための知識・描写力を得るまで先へは進ませないぞ、と、わたしの無意識が立ちはだかっていたためでした。
「確かここに……」と、ほこりをかぶっていた本を数年ぶりに開き知識を得て、頭の中で映像が浮かぶまで演技を繰り返し、ようやく「嘘」を書けました。書けた気がする、なのかもしれませんが。明日以降の直しが、少しだけ楽しみです。
つづく
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