ファンレターでなく「手紙」を

 こんばんは、このはりとです。


 作家さんを応援するときにお送りするメッセージを、わたしは「ファンレター」としています。お返事がないのはもちろん、読まれなくて当然の、一方的な手紙です。それが最近、少しだけ変わってきました。

 カクヨムの利用に慣れてきたころ、わたしは、「よさそう」と感じた作家さん・作品を手当たりしだいに応援しました。応援は本心からですが、そこには、返報性の原理を求める気持ちが、確かにあった、と振り返っています。「このかたなら、きっとお礼に読みにきてくださるはず」と。

 しかし、このごろは、すっかりそんな行動をとらなくなりました。当時の反省もありますが、友人と思えるかたが増えて、気持ちが満たされているからです。そこでふと、わたしの中で「ファンレター」が「手紙」という言葉に置き換わっていることに気づきました。交流が一方的でなくなったのですから、自然な変化なのかもしれません。

「どんな手紙を書こうかな」と、お送りする言葉を考える時間は、とても楽しいものですね。



 つづく

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