「これじゃない」の気づき

 こんばんは、このはりとです。


 他の作家さんの作品にふれると、表現技法の高さと深さに圧倒されます。特に、自身が同じジャンルの物語を書いていると、なおさらそれを感じます。「ここまで描いて、初めて“物語”というのだ」と。そこにある歴然とした差は、想像力はもちろん、人生経験にもあるのでしょう。「こんなものを書いたところで何になる」と、自分が生み出したものが取るに足りない存在に見え、押しつぶされそうになってしまいますね。

 今日は、そこでふと気づいたことがありました。「わたしの描きたいものは、これじゃない」と。心情の深いところまで描いた作品の表現力・厚みに感服しても、わたしの描きたいものと異なる方向性であるなら、それは「違う」のであって優劣の話ではないはずなんです。

 技術を磨き上げるのは必要ですが、思い違いをして自滅しないよう気をつけます。


 ですが、豊かに物語れるかたを見ると、どうしても憧れてしまいますね。



 つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る