声があたる

 おはようございます、このはりとです。


 自身の物語の登場人物に「声」をあてることは、よくあります。声を仕事にするかたの演技にふれ(もちろんテレビ越しに)、合っていると感じたら、「そのお声、拝借します」と。そうするのは、わたしの中から生まれた人物の演技に限った話のはずなのですが、このごろはそうでない場面があります。

 きっかけは不明なのですが、わたし自身の言葉をつないでいるとき、まれに、あとを追うようにして文章を読む「声」が聞こえるのです。そこから先の文章は、声の主に任せているようで、どこか他人事にすら感じられます。読み返してみたら、ひどく恥ずかしい内容になっているような気がしますが、応援とは、相手を傷つけない限り、それでいいのかもしれませんね。



 つづく

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