第10話 忘れられない恋 五

  「あ、あの、南沢さん、ちょっといい?」

「…どうしたの和紀くん?」

「…そういえばさ、僕たち体育祭の実行委員だったけど…、その『お疲れさま会』とかしてないよね?

 だから…、今度2人で何かしない?」

そう和紀は最大限の勇気を振り絞って理沙に言う。

 「いいじゃんそれ!やろっか!」

すると理沙はそう和紀に言う。

 その時和紀はとても嬉しい気持ちになった。と同時に理沙の顔が少し赤くなっている、和紀はそうも感じたが、それは気のせいかな、と和紀は思った。

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