第9話 忘れられない恋 四

 そして体育祭は終わり、案の定和紀と理沙は実行委員だった頃に比べて話す回数は減っていた。

 ただ和紀が勇気を出したおかげで、例えば昼休みなど少しは理沙と話ができ、その理沙の態度に和紀は一喜一憂するのであった。

 そんなやきもきした気持ちの中、和紀たちはその年の12月を迎える。

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