夜に駆ける
二人の秘密の花園
君の魅力の秘密を知ったとき
僕は絶対に君を救えると、
救うことが僕の使命だと勘違いしていた
君を救いたい
君に必要とされたい
君を守りたい
君に見つめてほしい
君は美しい
でもどうして
どうしてなんだろう
でもいつか
いつかきっと
それを何十回、何百回と繰り返す僕ら
君を殺そうとしている本当の正体は誰?
君は僕を殺すの?
君が優しいと気付いた日、
それは今までで一番かなしい記念日だ。
君はどうして幸せになれないの
君の幸せは僕の計りでは計れないだけ?
君はどうして生きもしないで生きているの
僕はどうして生きていると思っていたんだろう
君に救われたい
君を必要なのは僕だった
君に見つめてほしい
僕の涙を拭いてほしい
二人の秘密の花園
もう少しだけ、ちゃんと探したいって思う僕の気持ちは
夜に駆けたら昇華されるだろうか
僕は君のせいにして僕の選択を正当化しようとしているんだけど
君はそんな僕の愚かさも全て受け入れて、夜空に輝く星を宿した目で笑ったんだ……
うたあそび 小鳥 薊 @k_azami
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