7th Invitation to a Party.

しばらくするとガイモンより無線が入った。

「お楽しみのところ済まないがお客さんが来た。南西から空軍のおでましだ。1個中隊12機プラス1!!接敵まで30秒。」


間髪入れずコクピット内でマリアから音声が入った。

『機体は戦闘モードに入ります。戦闘支援はマリアからアリスに引き継がれます。』

『アリスです。マリアに代わり戦闘支援を行います。以後よろしく。』


手元のコンソールにガイモンからの情報が表示された。敵はダイヤモンドに編隊を組んでこちらへ向かっている。俺はすぐさま敵の方向へと機体を向けた。すると眼前に敵の発射したミサイル群が飛び込んできた。


『問題ありません。』


マリアより少し低いアリスの声がそう告げると機体各部の機銃が斉射され眼前で派手な爆発が起こった。視界はミサイルが爆発した煙でいっぱいになり、飛び散った破片が機体にぶつかって続けざまに金属音を立てた。


視界が開けると広い空と真っ白な雲が見えた。左前方には炎と黒煙を上げながら地面に向かって墜落する2機の戦闘機が見えた。すでにフィオナが撃墜したようだ。俺はそれを見て心が軽くなるのを感じた。


「俺たちの方が強い」


そう独り言をつぶやくと、身近な編隊へと機体を加速させた。



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