8th Trap an Attack.

敵の戦闘機中隊のうち一つの小隊四機がダイヤモンドに編隊を組んでこちらに飛来してきていた。奴等はミサイルを打ち終わるとすぐに、左と後ろの二機は左に、右の一機は右側に転針し、先頭の一機がこちらに突撃してきた。


俺はコクピットの手元のコンソールで右に逃げた戦闘機をすばやく選択した。すると一見アトランダムな方向に六発のロケット弾が発射された。続けざまに眼前に迫る戦闘機を選択すると、機体は突撃してきた戦闘機に対して射線をズラすように機体を反身にズラし、すれ違いざまに腰の長刀を振り抜き、戦闘機を両断した。ほとんど同時に右に逃げた戦闘機にロケット弾が命中し爆散した。機兵はまるで何もなかったかのように正面へ向き直り空中にタタズんでいる。


「バ、バケモノ、、、!!」

逃げる戦闘機から敵兵の声が聴こえた気がした。

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