無理難題を受け入れろというのはかなりの覚悟を要する。唐突に勇者として選ばれ結晶を集めに旅することを神様に命令されるが如くのやっつけ等は他人から見れば笑いのネタにしかならない。しかし、真の不条理はやっつけと同じ形を持っている。その過酷さを思い出させるに十分な小説。