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2020年6月7日 17:54 編集済
>理科の授業中、希硫酸をかけられそうになった。女子生徒たちは怖がらせようとしただけだったのかもしれない。でも、アイツは殺意を持って、今突き飛ばしたら希硫酸が女子生徒にかかってしまうとわかっていて、突き飛ばしたのだという。 狙いは功を奏し、女性生徒に希硫酸はかかってしまった。 『未必の故意』というヤツですね。 正当防衛なのか、過剰防衛なのか、防衛にかこつけた殺人行為なのか? 私には、最後のモノに見えました。 だとすると罪責は『殺人未遂罪』になりますね。 警察・検察が殺意を認知できなかったり、証明が困難であれば『傷害罪』の起訴になりそうですが。 作中では正当防衛の扱いになったんですね。 ただ彼女は自分の行いが許せなかった。 それ故に自殺(未遂ですが)したのではないかと。 なんか、主人公の方が思想的にはヤバそう★ 『いじめ』と『殺人』、どちらか罪が重いのか? 単純な『いじめ』という犯罪は存在せず、一方の『殺人』は法定刑に『死刑』をも含む重犯罪ですが、それだけで殺人の方が罪が重いとも言い切れないのでは? 『いじめ』という先行行為があっての『殺人』というケースでは、殺される方にも問題があったと言えそうですし。 追記 第4話のラスト、警察へ向かったところで終わったのですが、第5話は回想シーン。 場面が切り替わって、少しわかりにくいかな? 葉太少年が交通事故にあった後に、この話をもってきてた方が、読者に伝わりやすかったかと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。未必の故意、そうなるだろうなとわかってて行為をすること、ですねぇ。自らに向けられたいじめの延長が秋田くんの大怪我に繋がったことで、いじめ主犯への敵意が、殺意と復讐で火がつきます。確かに彼女には殺意があった。自分では、ちょっと仕返しをしてやろうというくらいの心構えしかなかったようですが、間違いなく殺意です。で、周りの生徒たちは、いじめを黙認していた負い目からか、ここぞとばかりにいじめ主犯を悪者に追いやり、正当化をはかりました。周りの生徒たちの証言によって正当防衛に落ち着いたというわけです。しかし、当の本人(秋田先生の元カノ)は自らの殺意と、おかしてしまった想定以上の罪、そして、その罪が正当な理由によって紛れてしまった罪悪感によって、追い詰められていきます。いじめと殺人、どっちが罪が重いかと問われれば、罪の重さは現行、殺人の方が重いですね。いじめと殺人、どっちが悪いかと問われれば、個人的には、どっちも悪いです。なんなら、自分が悪いと思わないまま、軽い気持ちでいじめていた、いじめの主犯の女子生徒も、未必の故意によって、軽い気持ちで希硫酸をかけて反撃したあの子も、同じく悪いです。どんな理由をもってしても、どんな表面上、物語上、ドラマチックな理由があるにせよ、他者を傷つける人が悪い。「いじめ」はいじめられる方にも原因が〜とか、「殺人」は殺される方にも原因が〜、は、同じく聞こえます。あ、あくまで個人的には、ですからね笑原因がどうあれ、悪さが薄まることは無いと思っています。その悪い悪い人達が、もし、その悪いことをする前に戻れたとして、その凶行を、犯意を留めることが、はたして出来るのだろうか。自分が傷ついたからやり返す、とかではなく、自分にとって大切な人が傷つけられたからやり返すという、代理行為によって、他者を傷つけようとする、自分を正当化し、自分を美化し、罪の重さを見て見ぬふりをする人が、その甘美な痺れる正義の鉄槌をくだす、その手を止めることが出来るのだろうか。そんなようなことを考えながら書いていたと思います。主人公より作者の思想がヤバいですね★>彼女は自分の行いが許せなかった。だから自殺(未遂)をしたのでは概ねその通りだと思います。でも、ここまで書いてみて、単純に、自分を許せなかったのか、それとも罪の重さに怖くなったのか、まだまだ色んな書き方があることに気づきました。表現の幅って、まだまだいろんな可能性がありますね。とても勉強になりました。追記への返事。この辺、おおまかなプロットのみで、好き勝手に改変しているので、場面転換が適当ですね。カードに書き直して、組み替えて、変更しようと思います。そうしないとちょっと、アタマが大変です。
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>理科の授業中、希硫酸をかけられそうになった。女子生徒たちは怖がらせようとしただけだったのかもしれない。でも、アイツは殺意を持って、今突き飛ばしたら希硫酸が女子生徒にかかってしまうとわかっていて、突き飛ばしたのだという。
狙いは功を奏し、女性生徒に希硫酸はかかってしまった。
『未必の故意』というヤツですね。
正当防衛なのか、過剰防衛なのか、防衛にかこつけた殺人行為なのか?
私には、最後のモノに見えました。
だとすると罪責は『殺人未遂罪』になりますね。
警察・検察が殺意を認知できなかったり、証明が困難であれば『傷害罪』の起訴になりそうですが。
作中では正当防衛の扱いになったんですね。
ただ彼女は自分の行いが許せなかった。
それ故に自殺(未遂ですが)したのではないかと。
なんか、主人公の方が思想的にはヤバそう★
『いじめ』と『殺人』、どちらか罪が重いのか?
単純な『いじめ』という犯罪は存在せず、一方の『殺人』は法定刑に『死刑』をも含む重犯罪ですが、それだけで殺人の方が罪が重いとも言い切れないのでは?
『いじめ』という先行行為があっての『殺人』というケースでは、殺される方にも問題があったと言えそうですし。
追記
第4話のラスト、警察へ向かったところで終わったのですが、第5話は回想シーン。
場面が切り替わって、少しわかりにくいかな?
葉太少年が交通事故にあった後に、この話をもってきてた方が、読者に伝わりやすかったかと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
未必の故意、そうなるだろうなとわかってて行為をすること、ですねぇ。
自らに向けられたいじめの延長が秋田くんの大怪我に繋がったことで、いじめ主犯への敵意が、殺意と復讐で火がつきます。
確かに彼女には殺意があった。自分では、ちょっと仕返しをしてやろうというくらいの心構えしかなかったようですが、間違いなく殺意です。
で、周りの生徒たちは、いじめを黙認していた負い目からか、ここぞとばかりにいじめ主犯を悪者に追いやり、正当化をはかりました。
周りの生徒たちの証言によって正当防衛に落ち着いたというわけです。
しかし、当の本人(秋田先生の元カノ)は自らの殺意と、おかしてしまった想定以上の罪、そして、その罪が正当な理由によって紛れてしまった罪悪感によって、追い詰められていきます。
いじめと殺人、どっちが罪が重いかと問われれば、罪の重さは現行、殺人の方が重いですね。
いじめと殺人、どっちが悪いかと問われれば、個人的には、どっちも悪いです。
なんなら、自分が悪いと思わないまま、軽い気持ちでいじめていた、いじめの主犯の女子生徒も、
未必の故意によって、軽い気持ちで希硫酸をかけて反撃したあの子も、
同じく悪いです。
どんな理由をもってしても、どんな表面上、物語上、ドラマチックな理由があるにせよ、他者を傷つける人が悪い。
「いじめ」はいじめられる方にも原因が〜とか、
「殺人」は殺される方にも原因が〜、
は、同じく聞こえます。
あ、あくまで個人的には、ですからね笑
原因がどうあれ、悪さが薄まることは無いと思っています。
その悪い悪い人達が、もし、その悪いことをする前に戻れたとして、その凶行を、犯意を留めることが、はたして出来るのだろうか。
自分が傷ついたからやり返す、とかではなく、
自分にとって大切な人が傷つけられたからやり返すという、代理行為によって、他者を傷つけようとする、
自分を正当化し、自分を美化し、罪の重さを見て見ぬふりをする人が、その甘美な痺れる正義の鉄槌をくだす、その手を止めることが出来るのだろうか。
そんなようなことを考えながら書いていたと思います。
主人公より作者の思想がヤバいですね★
>彼女は自分の行いが許せなかった。だから自殺(未遂)をしたのでは
概ねその通りだと思います。
でも、ここまで書いてみて、単純に、自分を許せなかったのか、それとも罪の重さに怖くなったのか、まだまだ色んな書き方があることに気づきました。
表現の幅って、まだまだいろんな可能性がありますね。
とても勉強になりました。
追記への返事。
この辺、おおまかなプロットのみで、好き勝手に改変しているので、場面転換が適当ですね。カードに書き直して、組み替えて、変更しようと思います。そうしないとちょっと、アタマが大変です。