私と少女と果たされぬ約束0
@maxtxtusyu-boy
第1話 少女 真理 を私は姉ちゃんと読んでいる
「あの時は本当にありがとう」
僕は言った。
「ううん。全然いいよ」
彼女の柔らかい声が携帯越しに届く。僕は彼女に告白しようとしていた。私はゆっくりと呼吸をする。少し寒い風が吹いた。自分の心臓の音が彼女に届きそうだった。
「あのさ、、、」
一気に血が回った。鼓動が聞こえる。
「ん?なに?」
なにも知らない彼女は純水のように透き通った声で聞いた。
もしかしたら、もう彼女と二度と話せないかもしれない。そう思うとやっぱり告白するのをやめようとも思った。でもこの苦痛から逃れるためには、付き合うしかなかった。
だから、俺は勇気を振り絞って彼女にこう言った。
「すきです。付き合って下さい」
彼女はゆっくりと言った。
その出会いは4月の入学式。
新しい出会い、新しい学校、期待と不安を背負って僕は高校に入学した。
僕がのちに告白する子の名前は真理だった。真理との出会いはよく覚えていない気がついたら、仲良くなっていて僕は真理のことを、姉ちゃんと呼んでいた。
彼女は姉じゃないし、同級生だなぜ私が真理のことを姉ちゃんと呼び始めたかは覚えていない。
愛してるひとの出会いを忘れてしまうなんて、少し切ないね、でもそれが現実だった。
「姉ちゃん。ノート貸して」
僕は少し笑って言った。
「はい。どーぞ、字が汚いけど許してね」
彼女はウインクをした。
かわいい、僕はその時そう思った。もしかしてこの時から恋に落ちていたのかもしれない。でもぼくはまだそのことに気が付いてない。
姉ちゃんは完璧だった、勉強もできて、運動神経抜群、だれとでも優しく接する人だった。
でもそんな姉ちゃんにも欠点というより、コンプレックスが姉ちゃんにはあった。彼女は背が低かった。だから僕はそれをからかった。自分はかまってちゃんなのでこうするしかなかった。(今の自分なら堂々と姉ちゃんにかまってというだろう)
とまあ、彼女について語っていったけど、これだけだとまだ魅力は1%も伝わってないだろう。
まあ、ゆっくりとこれから物語が進んでいくから、その時には姉ちゃんの魅力が分かるとおもうよ。
え?僕の自己紹介?
いらないよ。それは
私と少女と果たされぬ約束0 @maxtxtusyu-boy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私と少女と果たされぬ約束0の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます