最後の宝石と空を泳ぐ船

──アレクサンドラ、今日は此処で寝るのですよ。

──然し、お母様。このままでは悪い波に呑み込まれてしまいます。

──お父様は、明日には無くなると仰いました。さぁ、今日が最後ですよ。

──分かりました。おやすみなさい、お母様。


 いつもと違う、ひんやりした空気と、女王様の笑顔に見守られ、アレクサンドラ姫は目を閉じました。ライトに照らされて、アレクサンドラの瞼の裏は僅かに青白い光に包まれました。



 目を覚ますと、まるで寝坊をしてしまったかのような気怠さが身を包んでいました。姫は大きな欠伸をしてから、頑丈に閉じていた蓋をこじ開け、ベッドから身体を起こします。

 姫が眠っていた物と同じ、丸い卵のような形をした入れ物の中に、女王様や王様、女房達は静かに眠っていました。その中で、姫の入っていた卵だけが、冷たく、青い光を放っていました。

 真っ暗なコンクリートの部屋の中、姫は光を頼りにハンドルに手を掛けました。くるりと捻ってみると、扉が重たい音を上げて動いていきます。突如差し込んできた白い光に、姫はきゅうと目を閉じました。

 ゆっくりと薄い瞼を開けると、姫の目に飛び込んできたのは緑と、青と、白でした。「植物」という生きる芸術品が、世界を呑み込んでしまっているかのようでした。白いコンクリートの割れ目から伸びた手は、コンクリートですらも喰われてしまった証拠です。

 植物園の香りに驚きながらも、見たことが無い色をした空を見上げて、姫は歩き始めました。いつもは灰色をした空が、ラピスラズリの色に染まっていました。


「まぁ、此処は何処なのかしら」


 他の民を探して、凸凹の歩き辛い材質をした地面を歩き続けると、姫の足元にはもふもふと擽ってくる不思議なロボットが近寄ってきました。茶色の毛布を被った可愛らしいロボットを手に取ると、黒い瞳が姫を見つめ、口となる部位をもそもそと動かします。


「やぁ、お嬢さん」


 姫は答えようとして言葉を失いました。毛布の下からは人間の歯が顔を出し、瞳は人間の眼球そっくりに変わりました。ロボット特有の作られた声ではなく、真に声帯を震わせた声に聞こえました。


「あら、その、ロボットさん?」

「ロボットぉ? 君、面白いことを言う子だね。何処から来たの?」

「私は、北の国の王宮から来たの」

「北に王政のある国なんてあったかなぁ? 後で長老に聞いてみよっと」


 それだけ言うと、高性能なロボットは背と尻尾を向けて姫の身体を滑り落ち、叢中に消えていきました。驚いて青ざめていた姫は、それを見届けると、途端に心が躍りだしました。

 こんな挙動をするロボット、初めて見た!

 姫も尻尾を追ってチクチクする植物の中に入って行きました。

 植物園に並ぶ生きた「森」というものの中には、飛行機のように羽を持った二足歩行のロボットや、くねくねと動く皮を被った人工知能、五枚の色紙から成る綺麗な「花」がありました。姫はそのどれにも目を輝かせ、興味を持って近づいていきましたが、声をかけてくれる遊び相手は誰一人としていませんでした。

 緑の壁を掻き分け、少しずつ冷たい風の吹く方に歩み寄って行くと、姫の頬を少し湿った空気が撫でていきました。記憶のある香りに、姫の足はどんどん速くなっていきます。

 記憶の中に一度だけ行ったことのある、海が蘇りました。女王様は、独特の香りを「磯の香り」と呼んで、透明な水を指差しました。けれども、姫の目に映ったのはそれとは大きく異なりました。

 水は何故か青緑色に発光していて、地面は白と黄色のさらさらとした触感に変わっていました。試しに靴を脱いでみると、指の間を心地良い感触の砂が滑り落ちていきました。姫はぱあっと顔を明るくして、海に走って行きます。

 冷たい水と、照り付ける暖かい光に、姫は浅瀬で舞い上がります。王様は、姫が見たことの無いこの光を「太陽」と呼びました。


「お嬢さん、もしかして人間かしら?」


 砂浜に落ちていた角の無い煌めく石を拾い集めていた姫に、青い髪をした人が近寄って来ました。喜んで答えようとした姫の顔が次第に光を失っていきます。

 人の耳からは薄く湿った鱗が生えていて、下半身は照り輝く鱗だらけでした。足は無く一つに纏まっていて、人間らしさがあったのは美しい顔と、長い髪の毛だけでした。ぬめぬめとした手で白い腕を掴まれ、姫は小さく悲鳴を上げます。


「何者なの!?」

「まさか本当に居るなんて、作り話だと思ってたわ。早くボスに持って帰らないと」

「痛いじゃないっ!」


 姫は思わず足を上げ、謎の生物の腹を蹴り上げました。一度も人を蹴ったことが無い細い足は直ぐにもう片方の手で掴まれてしまいました。


「人間のくせになかなかやるじゃない」

「お姫様だからって馬鹿にしないでちょうだい!」

「とにかく、持って帰らないと……増援を呼ぶわ」


 万事休す、姫の両手を掴まれ、逃げられなくなって、もう一度姫が声を上げた時、突然化け物の後ろから黒いものが飛んできました。それは化け物を払い除け、姫を抱き上げると、地を一度蹴ってからどんどん高く飛んでいきます。黒い羽がばさばさと動いて、姫の頬に当たりました。

 逃れようにも、地面はどんどん遠ざかっていきます。怖くなって目を強く瞑っていると、羽の生えた人は、青年の声で、大丈夫だよ、と囁きました。



 やがて動きは止まって、空に浮かぶ茶色の船が見えてきました。それに姫がびっくりしていると、空飛ぶ人は船の地面に足を着け、姫を降ろしてやりました。


「ほら、もう着いたよ。目を開けてごらん」

「離してちょうだい!」

「いったぁ! 足癖の悪いお姫様だなぁ」


 足で青年の顎を蹴り上げると、姫は眉を吊り上げた後、船を縦横無尽に走り回りました。青年がよろよろと歩きながらその後をついて行きます。


「大丈夫、僕は捕まえたりしないから……僕、走るの苦手なんだよ、お姫様、話を聞いて……」

「じゃあ此処は何処なの? どうしてお空に浮かんでるの? 貴方は誰なの? 何であなたは私がお姫様だって知ってるの?」

「さっき君、自分でお姫様って言ったよね? 全部話してあげるから、お願いだから止まって……」


 船は徐々にスピードを落として、一つの浮島に停まりました。姫はすかさず浮島に降りて行き、青年は今度は低空飛行で追いかけました。捕まえて、姫を抱きしめて一つの洞穴に入ると、降ろされた後に再び身構えました。


「分かった分かった、とりあえず座ってくれますか?」

「あなた、してることが分かってるの? あなたは姫を誘拐したのよ!」

「うんうん、分かってる分かってる。それも君に説明したいんだ」


 青年は黒い毛の生えた羽を畳んで、たくさんの木の先を切ったもので火をつけました。その姿はまるで、魔法使いのようでした。


「あなたは誰? 何処の国の王子様なの?」

「僕の名前はロビン。うーん、空賊っていって、トレジャーハンター、うん……お宝を集めているんだ」

「なら、ロビン、あなたは盗人なのね?」

「ぬすっと……それって何?」


 羽を背中に生やした青年・ロビンは、不思議そうに首をかしげました。


「とにかく、悪者なのね?」

「そんなことないよ、死んじゃったらもう宝物は皆が分けていいものだからね。そんなことより、ニンゲン、なのかな、お姫様の名前は?」

「私? 私はアレクサンドラ姫。勿論私は人間だけど、人間って私を呼ぶってことは、やはりあなたも精巧なロボットなのね?」

「ううん、僕はコウモリビト。純血のニンゲンが生きてるなんて本当にびっくりだよ」


 にこりと笑ったロビンに、姫は目を丸くします。姫の聞いたことの無い動物の名前でした。

 言葉を失った姫に、ロビンはゆっくりと話し始めました。姫も、揺れる火を見ながら、そのお話に耳を傾けていました。


「僕も君もよく知らないけど、僕らは賢いニンゲンによって生み出された、ニンゲンと他の生き物とを混ぜた生き物なんだ。だから、僕も君も親戚みたいなものだよ。

それで、ニンゲンはずっとずっと、気が遠くなるくらい昔のある日、病気で皆死んでしまって、そしたら、繁殖力が強い、つまり、生きていくのに強い僕らだけが生き残って、いろんな生物と血が混じって、こんな世界になったらしいよ。

此処は言語というものが一つで、世界中の生き物が同じ言葉で話して、皆で生きていく世界で、昔とは違うらしいね。まぁ、いい人な陸上生物も居れば、君みたいにニンゲンそっくりな生き物を、金目当てで襲ったみたいな悪い海中生物も居るんだけどね」

「そんなことないわ、だってお母様も女房もお父様も、私と一緒に寝ていたもの! でも、皆は……」

「そうなんだ。世の中には、生きたままニンゲンが保管されている場所が幾つかあって、其処を見つけた人は大金持ちになれるって噂はあったけど、本当にあったなんて」

「どうして、あなたはそんなに平静でいられるの?」

「ニンゲンは一度世界を壊した悪者、と教わってきたからね。あんまり嬉しくないかなって」


 姫は膝を折って座って、俯きました。そして、唐突に突き付けられた現実に目を潤ませます。それを見て、ロビンは慌てふためいて、姫、と呼びかけました。

 寒気にノースリーブから覗く腕を摩りながら、姫はその問いかけを無視します。


「ごめんね、ニンゲンがこんなに仲間の死を重く思う生き物だとは思わなくて」

「全部全部、無くなってしまったの?」

「どうしよう、どうしよう……あ、僕は君を売り払う気も無いし、寧ろ放してあげようと思ってるし……」

「こんな浮島に独りぼっちにするの?」


 ロビンはさらに焦って、黙り込んでしまいました。姫も何も話さないで、疲れてしまって、目を閉じました。ロビンは自分の長いコートを脱いでシャツ一枚になって、眠ってしまった姫の背中に掛けてやりました。



 姫が目を覚ますと、消えた火と、羽で自分を包んで眠っているロビンを見つけました。ふらふらと洞穴の出口の方に歩いていくと、其処からはとても綺麗にぴかぴか光る黒い空と、薄暗い雲が見えます。それは、姫の知っている空とは違いました。青白く丸い、「太陽」のようなものが浮かんでいて、灰色の雨は降っていませんでした。

 とっても綺麗だなぁ。誰かと一緒に見たいなぁ。

 そして、小さな旅人は決意しました。


「お母様達を迎えに行かないと」



「ロビン、起きて起きて! 行きたいところがあるの!」

「え、朝から元気だね」

「あのね、私、私が起きたところに行きたい! 連れてってちょうだい!」


 ロビンは目を擦りながら、姫に揺さぶられて立ち上がります。姫は一人で空に浮かぶ船に乗り込んで、ロビンに手を振りました。


「お宝が増えるからいいけど……」

「ほら、早くしなさい!」


 羽を動かしながら歩いてきたロビンの方も見ずに、姫はハンドルの前に立って空を眺めていました。後ろから追いついたロビンは姫の蹴りを警戒しながら、船を動かし始めます。

 動き出した木の船から地面を見下ろして心を躍らせていた姫に、眠そうにロビンは問いかけました。


「夜考えてたんだけど、何でそんなに生きていられたのかは置いておいて、君は小さい女の子に見えて、僕なんかより遥かに年上なんだよね」

「そうかもね。ロビンの方がずっとずっと大きいのに」

「ずっと昔のニンゲンの世界ってどんなものだったの? やっぱり、戦いと破壊ばかりの世界なの?」

「うん、少なくとも私が生きてた時は」


 姫が生きていた時代、世界は核戦争の応酬により、病気が広がっていました。戦場に近ければ近い程、病気の症状は重く、すぐに死んでしまいました。

 そこで、北の国の王家は病気にならない為に南下して、必死に逃げ延びていました。灰色の空は日に日に下がって、世界から色が失われているようでした。

 そして一昨日、冷たい卵のようなベッドで眠ったところ、目が覚めたら世界が一変していました。

 以上のことを、姫はロビンに話しました。ロビンは舵を取りながら、少し悲しそうに話す姫を見ていました。


「やっぱりニンゲンは恐いよ。自分達で病気になろうとしてたんでしょ?」

「私も戦いについてはお母様から教わったけれど、どうしてなのかは教えてもらえなかったの。この災厄はいずれ終わる、って、そんなことしか言ってくれなかった。世界をこの目で見たいのに」

「お姫様も大変なんだね」


 外に出ない所為で真っ白な肌を摩りながら、姫は先を見つめてにっこりと笑いました。


「お姫様、って呼ぶのはやめてちょうだい?」

「え、じゃあどう呼んだらいいの?」

「探検家、アーニャと呼んで!」


 姫、アーニャはロビンの服の裾を引っ張って、自分を探検家と名乗りました。空からの光に照らされて、アーニャの白い笑顔はまるで宝石のように輝きました。ロビンはその輝きに目を奪われて、静かに小さく呟きました。


「アーニャ、君は宝石なんだよ」


 アーニャはその言葉に、嬉しそうに桃色の瞳を輝かせました。



「ほら、そろそろ見えてきたよ。君を最初に見つけた場所だよ」

「そういえばどうして私を見つけられたの?」

「うーん、偶然、かな?」


 照り輝くエメラルドグリーンの海を眺めながら、アーニャは目を丸くしました。ぴちぴちと海を跳ね回る生き物達は、アーニャの目にはとても珍しいものです。然し、ロビンはあまり嬉しそうではありませんでした。


「どうしてそんな顔をしているの?」

「だってあれ、君を探しているんだよ? 海中に住む人は気性が荒い奴が多いんだ」

「大丈夫、私があんな人達ぶっとばすわ!」

「君はそんな調子で捕まったんでしょ?」


 クスクスと笑うアーニャに、ロビンは苦笑を返しました。そして船は低空飛行を始め、森の中へとゆっくり進んで行きます。

 降り立った地点には毛皮を纏った動物がたくさん待ち構えていました。興味深そうにアーニャとロビンを見つめる彼らに、ロビンは帽子を取って会釈を交わしてから地面に足を着けました。


「まぁ、王家の挨拶みたいね」

「どうも。多分海の奴らには居場所がバレてるから、早く行こう?」


 アーニャはあわあわと慌てながら周りを見渡すロビンの腕を引っ張って、木々の深くなる方へと走って行きました。ロビンはその背後から迫るぺたぺたという足音にさらに焦燥を深めます。

 所々に咲いている観賞用の「花」の香りに誘われるまま、アーニャは軽々と幹を乗り越えて、コンクリートの棺桶へと足を進めました。


「こっちで合ってるの?」

「多分ね!」

「間違えたら捕まっちゃうんだよ?」

「探検家アーニャは怯えないわ!」


 飛び回るような身軽さで走ったアーニャは、草で足を傷つけながらも遂にコンクリートの壁の前に辿り着きました。湿った足音は遠くに消えていきます。


「怯えないのはいいけど、怪我してるよ」

「これも素敵な冒険の証よ!」


 コンクリートの壁に付いたハンドルを強く捻って開けると、アーニャが目覚めた冷たい部屋が顔を見せました。ロビンは目を見開きます。


「これは開かずの扉の一つの筈なのに……」

「あら、そうなの? でも私は開けられたわ」

「何か進んだ技術のおかげ?」

「私の方が過去に生きているのに?」


 青い光を放つ卵は、たくさんある卵の中に一つだけでした。ロビンが恐る恐る中に眠る女王達に手を伸ばして、暫くして、眉を下げて溜め息を吐きました。アーニャも、光の消えた王様の卵を見つめて、目を零れんばかりに開きます。


「お父様、まだ寝てる……」

「アーニャ、多分、お母さん達は……」

「せっかく来たのに……」


 アーニャはワンピースの裾を握って、口を結んで光らない卵を見つめました。機械音がするのは、機能した卵からのみでした。

 黙り込んだアーニャを気にしながら、ロビンは辺りを見回して一枚の紙を見つけました。そしてアーニャを呼んで、その紙を読むよう頼みます。アーニャがよく勉強した言語で書いてある手紙は、ロビンには読めませんでした。


***


人間の誰かにお願いします。

私達は北の国の王宮の者です。コールドスリープによって身体を冷凍保存する道を選びました。

若しも生存者が居たのなら、私達のコールドスリープを解除すること、そして他の国の民の生存者を助けに向かってください。

この機械は永久機関により動いていますが、何年先まで動作しているかは不明です。一刻も早い救出をお願いします。


***


「お母様の字だ……」

「何年先とも分からなかった永久機関? が、本当に遠い昔から生き続けてた、それは奇跡なんだね」

「じゃあ、お母様達は……」


 瞳を潤ませたアーニャを、ロビンは悲しそうに見つめ返します。暫し迷ったように口を開いて、やっとのことでロビンは言葉を紡ぎました。


「でもね、君が起きたってことは、この扉を開けて君を起こした人が居るかもしれないんだよ。昨日はあんなこと言ったけど、君は独りなんかじゃないかもしれないんだ」

「誰かが生きているの……?」

「その可能性は大いにある、と思う。あんまり会いたくないけど、追いかけてみるのも悪くないんじゃないかな」


 首に手を当てて目を逸らすロビンの方を見て、アーニャは少し顔を明るくしました。


「私の、仲間……」

「ほら、行こう? 女王様、もそれを望んでるよ」

「……うん、行ってみる」


 ロビンに手を取られるまま、アーニャは立ち上がり、女王様達に振り返って、おやすみ、と呟きました。再び開いたコンクリートの壁から、彩度の高い新たな現実が差し込みます。


「どうやって帰るの? 海の輩に出会ったらお宝目当てですぐ捕まっちゃうよ?」

「怖いものなんて無いの、私がなぎ倒すの!」

「飛んで帰ろうよ……」


 人類最後の星は、桃色の光を放っているようにも見えましたとさ。



「アーニャ、ちょっとやり過ぎだよぉ……いくら僕が飛べるからって突っ込まないで?」

「だってとっても綺麗な貝を見つけたから……それに、ロビンが意気地なしなのよ!」

「とんだ言いがかりだよ……」 

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