第九話 変化
事件から一週間。
豊は教室に一人、ずっと窓の外を眺めていた。
事件について周囲から噂されると最初は予想していた。登校して、いつも通りの日常を過ごしていたが、周囲の反応は普通であり、事件について囁かれることはなかった。
両親が殺害された事件について、ニュースに報道されることも一切なく、事件に関わる全てが忘却されていた。その代わり、豊の両親は数年前に交通事故で亡くなった事にされていた。その事実を知ったのは、担任から気遣われる言葉を掛けられたからである。
全て
事件以降豊は家で一人暮らしをしている状態である。少しづつ精神状態は安定しつつあった。ただし、凄惨な現場を間近で目撃した豊の心の疵痕は、癒える事はなく残り続けるだろう。
他に変化があるとすれば、以前の豊の性格とがらりと変わった事。雰囲気も近づきがたくなっている。
学生生活は以前同様ぼっちで、友達はいないまま。本人はそれを気にする素振りも見せず、つまらなそうに過ごしていた。
授業中、豊は教師の話が耳に入っておらず、窓の外を眺めて、上の空であった。ここずっと豊の頭の中では、最後に届いた
豊に課した試練、そして次の舞台。これは
問題は豊達は誰に狙われているのか。それはあの日、洋輔が最後に口にしたボスという言葉。そこに繋がってくる。
「・・・・・・」
豊が仇を討ってもまだ終わっていない。不安の芽は全て排除する必要がある。
そんな事を考えていると、授業が終わりを告げるチャイムが鳴った。
教師は教科書を手にし、早々に教室を出て行った。昼休みが訪れて、豊も自然と思考を中断し、購買でパンでも買おうと思うが。
誰かが近くに来る気配を感じた。
「ねぇ、ちょっといい?」
初めて豊に声を掛けてくる人物がいた。
声の方へ一瞥する。
クラスメイトの女子の中でカースト上位に位置するギャルだった。接点のない二人。なぜ声を掛けられたのか疑問は残る。ただ朝からずっと彼女から視線を向けられていた。
名前は
対極に位置する彼女にずっと視線が向けられ、こうして声を掛けられる理由に心当たりはない。
これが以前の豊であれば、陽キャの女子に声を掛けられて怖じ気づいていただろう。しかし、今の豊は心底面倒くさそうな顔をしていた。
このまま無視をして、購買に向かおうとさえ考えていた。
そんな二人の様子にクラスメイトはチラリと視線を向けて、聞き耳を立てていた。珍しい二人の組み合わせ、一体何が起こるのかと固唾を呑んでいる。
そんな周囲の状況に豊は目の前に立つギャルに、さっさと用件を言えと無言の圧を送る。自然、茜を睨むような形で。
「てか、無視?」
無言の圧はどうやら相手には伝わらなかったようだ。今度は言葉を発して聞いた。
「・・・・・・用件は?」
「あんた、そんな感じだったっけ?」
茜は豊の雰囲気に違和感を覚える。ただ、陰キャの事に眼中になかったため、何がどう変化したのか知らない。
「用が無いなら行く」
「は? あるっつの。あんたに聞きたいんだけど・・・・・・」
茜の口から言葉が続かず、不審に思った豊の視線が茜へ向ける。口を閉ざし、切れ長の目が豊の事を注視し、表情は戸惑いの色を見せて、懐疑的だった。
そこから読み取れることは何もなく、豊には茜が何を伝えたいのか不透明である。
何かの嫌がらせならさっさとこの場から去ろうと思った時、茜の口は再び開いた。
「あんたさ・・・・・・ウチの事狙ってたりする?」
「・・・・・・」
その質問の意図が分からず眉を顰めた。
狙うとは一体どういうことか。
茜に好意を抱いて、狙っているという意味なら否である。
今日初めて会話し、豊は茜の事を全然知らない。好意を抱く理由は一つも無い。
それに茜の言葉が原因で周囲からも意味深な言葉に妙な勘ぐりをされ、豊は茜を狙ってると勘違いし始める輩もいる。はっきり迷惑だった。
もう一つ考えられる事があるとすれば、豊が茜を殺すために狙う意味である。
これも茜を殺す理由もないため、否である。
ただ可能性があるとすればーー。
「何が言いたい?」
「いや、だからさ、ウチを狙ってるんでしょ?」
「狙うとはなんだ?」
「・・・・・・・・・・・・」
要領を得ず、問い返しても茜は豊を懐疑的な目を向けるばかり。
「・・・・・・まあ、そういう風には見えんし、そんなワケないか」
「・・・・・・」
結局豊は何も分からないまま、茜が自己完結して終わった。ただの嫌がらせで終わり、豊は思わず溜息を吐いた。そんな豊の態度に茜はムッとした。
「ウチも曖昧な事言って悪いと思ってるけどさ、さっきからあんたその態度なんなの? ムカつくんだけど」
今度は難癖を付けてくる。貴重な昼休みが削られて、豊はイラついていた。
「・・・・・・まだ何かあるのか?」
「いや、だからさ、それ何なの?」
立ち場が弱い陰キャぼっちが、上から目線な物言いに茜はイライラが募り始めた。
スクールカースト上位の陽キャの茜は、クラスの女子の中でリーダー的ポジションという地位を獲得し、彼女にもプライドがある。
地位の低い陰キャに舐められて、周囲に示しが付かず、おそらく豊の態度に苛立つ陽キャも中にはいる。なら少し痛い目に合わせて、陰キャの惨めな姿を見せたら周囲はスッキリするはずだ。そのように考える茜。
「あんたさ、最近調子に乗りすぎじゃない?」
苛立った声色に高圧的な視線で豊に威圧する。
「・・・・・・」
威圧を受けても豊は表情一つ変えず、鬱陶しいと溜息が漏れた。その態度が余計に茜を逆なでする
「それがムカつくってーー」
茜は限界に達して、少し痛い目を合わせようと、右目には幾何学模様が浮かぶ。
それを目にした豊は驚愕したが、直ぐに茜がアナテマを発動するより先に豊の右目が発光し、茜の周囲に冷気が発生する。
「ーーぇ?」
冷たい空気が肌を撫でられ、熱くなった身体が一気に冷えて茜の右目は元に戻った。
茜は動揺し、瞳は怯えの色を帯びた。彼女が戦意喪失したのを確認して、豊の右目が元に戻る。ただ教室内の温度が急に下がったまま。それにクラスメイトは「なんか急に寒くない?」と疑問を口にしていた。幸い右目の異変については誰にも見られていない。
何が起こったのかは当事者のみが知る事実。
豊は立ち上がると、茜はビクッと肩が震えて怯える。
「俺を狙うんなら人がいないところで狙え」
「・・・・・・あ、あんたそれって・・・・・・」
これ以上会話を続けたら昼休みが無くなると思った豊は、茜を無視してその場を立ち去ろうとした。だが、目の前にクラスメイトのイケメンに立ちふさがられ、足を止められる。
陽キャグループのリーダーにしてイケメンの
「お前さぁ? さっきから聞いててムカつくんだけど? 茜に対してその態度なんなの?」
また面倒が起こって豊は内心悪態を吐いた。
購買にある人気のパンは早めに行かないと売り切れる。しかし、もう数分ロスしているため、人気のパンは売り切れている頃だろう。今行った所で既に遅い。それはもう諦めたが、昼休みは確実に削られていく。今日に限ってなぜ人に絡まれるのか、原因である茜に文句が言いたい気持ちだっ。
「・・・・・・」
「はぁ? 無視? お前調子に乗りすぎじゃねぇ?」
今にも一触即発な状況。その様子をクラスメイトは傍観するしかなかったが、茜は二人の間に入った。
「し、柴田君? もう良いから気にしないで?」
「いや、いいのかよ?」
「ウチは大丈夫だから。これ以上は・・・・・・」
チラリと豊を一瞥した茜は内心恐怖を抱いていた。その理由を知るのは茜しかいない。
彼女の説得で柴田は頭を冷やして引っ込んだ。だが豊が調子に乗っている事実は心残りのまま。いつか痛い目に合わせようと考えていた。
二人がいなくなって、ようやく自由になった豊は何事もなかったように教室を出て行った。その背中を茜に見つめられていたのは知らずに。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
放課後、豊は早々に教室を出て行き、昇降口へ向かった。昼休みの一件があった事で、教室内では豊の陰口など交わされている事も知らずに。
靴に履き替えて、一人校門まで歩く。
校門を出た所で、塀に寄りかかる霧葉女学園の生徒が視界に入った。
「あ、豊♪ 帰ろっか?」
「・・・・・・」
紗瑠を一瞥し、歩を進めると、紗瑠は豊の腕を取った。何か言いたげな顔をしていた豊だが、何も口にせず、されるがままに帰路に着いた。
紗瑠はずっとニコニコと嬉しそうな顔をしている。
「今日も私の家に来るでしょ?」
「萌衣がいるだろ」
男性恐怖症の萌衣。もし豊が行った所で怖がらせてしまう。それに警戒されて、信用されていない事は最初出会った時に感じていた。
ただ最近は萌衣の態度がおかしい事が気懸かりだった。
事件以降、萌衣は何か話したそうな顔をして、近づいてきたと思えば俯いて動かない、自分から何か行動を起こそうとしていた。
「萌衣ちゃんなら豊の事信用してるから大丈夫だと思うけど? それなら二人で会話とかしてみたらどうかな?」
「・・・・・・俺は別にいいが、話すことはない」
「そうかな? 仲間の事を知るって大事だと思うよ。もちろん萌衣ちゃんだけじゃなく、私の事もね♪」
「紗瑠の方は
「そういうことじゃないんだけど・・・・・・」
本当は紗瑠自身を聞いて欲しかったと、不満を漏らした。もしスリーサイズや下着の色を聞かれたら、躊躇無く答えていただろう。
依然として豊と紗瑠の距離感は相変わらずで、一方通行のままである。ただ変化があるとすれば、紗瑠の名前が呼び捨てになったくらいだ。
それは紗瑠にとって喜ばしい事である。それ以外は本当に何もない。どちらかと言えば紗瑠の方が変化が大きい。
必死なアプローチは変わらないが、より過激なものへとなっている。
「
「俺も来てない。だがアレはまだ終わってない」
アレとは両親を殺した事件。豊が洋輔を殺し、解決したように思えたが、
洋輔のヤクザ風の見た目といい、最後に「ボス」と口にしていることが関係し、その筋の組織が動いていると、豊は推測していた。
しかし、組織について手掛かりが一切無い事もあり、豊達は難航していた。相手からアクションを起こさない限り、動けない状態である。
やれることは萌衣のアナテマで、妙な動きをする連中が周囲にいないか監視する事しかできなかった。何かが起こるまでは普通に過ごすしかない。
それと豊には他に気になる事もあった。
「・・・・・・」
「豊? 何か気になる事があったりする?」
豊の懸念にすぐ気付いた紗瑠は問いかけた。
紗瑠に問いかけられた通り、豊の中で気懸かりがあった。
それは昼休みの茜との一件。
最初は視線を感じて、特に気にしていなかったが、昼休みに茜から声を掛けられ、痛い目を合わせるためにアナテマを使おうとしていた。
豊は脅す程度で力を行使し。その後、豊に怯えた目を向けて茜は大人しくなった。
同じクラスメイトにアナテマ使いがいることに驚きはあったが、まさか人がいる中で使ってくるとは思わなかった。
基本的に豊は相手からアクションを起こさない限り、自分から仕掛けるつもりはない。相手が殺すつもりなら豊は容赦なく相手を殺す。事件以降、豊はそう線引きをしていた。
茜の件については豊自身の問題、そのため紗瑠には話さなかった。
「何でも無い」
「・・・・・・そう?」
もちろん紗瑠は納得してない顔をしている。だが、これ以上は特に追求することはしなかった。
紗瑠が住むマンションに辿り着いて、エレベータに乗った二人。一三階のボタンを押して、しばらくして目的の階に着いた。玄関前まで着くと紗瑠は鍵を解錠して玄関を開けた。二人は中へ入ってリビングへ向かう。既に萌衣がソファーに座ってスマホを手に寛いでいた。スマホの画面から紗瑠へ視線を移し、それから横にいる豊をチラリと見た。
「あ、え、榎園さん、いらっしゃいです」
以前なら声を聞く事もできず、豊の事を怖がっていたが、普通に話しかけてくれる。
それにいつものマスクにフードを被って顔をあまり見せていなかった萌衣だが、事件以降豊に顔を見せていた。萌衣に警戒心はなくなっている。
髪はセミロングで、小動物のような愛らしい顔立ち、まだ子供らしさが残り、小柄な体型。可愛らしく妹のような存在である。
豊は適当に返事をし、萌衣から離れた場所へ座ろうと、向かいのソファーへ進む。
すると、萌衣がソフォーから立ち上がって豊に近づく。今までのパターンならそこで俯いて動かなかっただろう。
しかし、今回は違った。豊の手を取って、さっきまで萌衣が座っていたソファーまで導かれる。そして、豊をソファーに座らせると、萌衣はその隣に座った。
「・・・・・・なんだ?」
「あの・・・・・・榎園さんの事は信頼してます。これからもよろしくお願いします」
目を合わせず真っ直ぐテーブルへ注ぎ、言葉を紡ぐ萌衣は少し緊張した声が含まれていた。
事件以降、萌衣にも少し変化があり、豊に少しづつ自分から接するようになった。最初はビクビクしながら話しかけ、距離もちょっとずつ縮めていた。そして今、こうして自分から手を取って、隣に座り、普通に会話をする。
その様子に紗瑠は優しい笑みを浮かべるが、ちょっと複雑な心境だった。
「ふふ、これで私達は本当の仲間になった事になるわね」
「そ、そうですね。チーム名とか決めた方がいいでしょうか?」
「それは良いわね。リーダーの豊はどうかな?」
「勝手に俺をリーダーにするな」
二人の視線を受けて豊は反論する。
それから豊はポツリと話した。
「お前らは俺に関わっていいのか? 俺の目的は
豊は今日二人にこれ以上関わるなと言い、離れるつもりだった。
これ以上一緒にいたところで危険に巻き込まれるかもしれない。それならいっそ離れた方がいい。そう思っていた豊だが、紗瑠には既に見抜かれていた。
「私なら大丈夫よ。豊に付いていくわ。協力関係を結んだ時点でもう関わっているわよ。むしろ離れたら追いかけるから」
「あ、あの私は・・・・・・」
豊の言葉で萌衣は躊躇を見せた。
萌衣は母親と二人で暮らしている。大事な人と言われて脳裏に掠めたのが母親だった。もし母親に危険が迫ったらと、最悪な事を考えて萌衣は言葉の続きが紡げなかった。しかし、隣にいる豊をチラリと見て、決意が固まった。
「こ、この
結局、異常な世界に誘われた時点で、
「・・・・・・勝手にしたらいい」
豊はこれ以上は何も言わず、チーム名に関しては二人に丸投げする。
「それじゃあ、チーム名どうしようか・・・・・・。萌衣ちゃんは何かあったりするの?」
「え? えっと、私から提案しましたけど・・・・・・そう言われると思いつきません・・・・・・すみません」
「ふふ、いいのよ。チーム名がある方が良いのは確かだし、私もどういう名前が良いのか分からないし」
「私達以外にもチームはいるんでしょうか?」
「チーム・・・・・・聞いたこと無いわね」
萌衣の疑問に紗瑠は今までに出会ったアナテマ使いを思い浮かべるが、単独で行動していることが多く、チームで動いているような人物は思い至らなかった。
黙って二人の会話を聞いていた豊が口を開いた。
「・・・・・・あの男がそうじゃないか?」
豊の言うあの男とは洋輔のことだ。ボスの事を口にしていたのもそうだし、紗瑠が最初に居場所を見つけて、片付けようとした時も、直ぐに逃げられた。単独で行動しているようで裏では仲間と連携していた。
そして、洋輔は組織の末端でしかない。
「チームというよりは元々組織で動いていた可能性もある。何人かアナテマに目覚めて、行動してんだろ。ヤクザ・・・・・・とは多分違う。半グレに近い連中じゃないか?」
「ふーん? そういう連中なら渋谷にいくらでも居そうだけどね」
「どのみち俺らが関わっちゃいけない連中だ。闇雲に探して余計なトラブルを持ち込みたくない。それに狙いは俺だ。向こうから来るのを待つしか無いが、二人も気をつけた方が良い」
「そうね。これからビクビクしながら過ごさなきゃならないのは癪よね。さっさと片付けちゃいたいけど・・・・・・。この件が終わるまでは萌衣ちゃんは私の家にいた方が良いわ」
「は、はい。ありがとうございます」
「それにしてもチーム名・・・・・・思いつかないわね。一旦保留にして、考えましょうか」
「そ、そうですね。私、どういう名前がいいのか色々と調べてみます!」
「ふふ、ちょっと夕飯の用意をしてくるわね。その間二人で親睦深めてね♪」
紗瑠は自室へ向かい、普段着に着替えてからキッチンへ向かった。
豊と萌衣は二人並んで、沈黙が流れる。何か話そうと萌衣はあれこれと考えていた。
「あ、あの榎園さん? えっと・・・・・・大丈夫ですか?」
それは両親が殺され、心に負った疵痕の事を指しているのだろう。精神は安定はしている。まだ吹っ切れたとまでは言えないが、もう問題はない。
「気を遣って悪いな」
「い、いえ、あの・・・・・・えと」
会話が終了し、再び沈黙が訪れる。
以前の豊かであれば気まずく、何か話を振ろうと必死に考えていただろうが、今では萌衣がその立ち場にある。
「え、榎園さんーー」
ふと萌衣は思った。ずっと豊の事を名字で呼んでいると。せっかく仲間になったのなら他人行儀のような感じがして、それに豊からは下の名前で呼ばれている。それなら自分も下の名前で呼んだ方が、少しは距離が縮まるんじゃ無いかと思っていた。
意を決して萌衣は口を開いた。
「あ、あの・・・・・・ゆ、豊さんって呼んでも・・・・・・いいですか?」
「・・・・・・好きにすればいい。俺も萌衣と呼んでいるからな」
「あ、はい! 豊さん!」
こうして一歩距離が縮んだような気がして、萌衣ははにかんだ笑みを浮かべた。
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