第8話 このゲームの先にあるものは? その4

旧約聖書にある原初の人間はテレパシーでコミュニケーションをとっていた、だから言葉が無くても思いは通じた。

(言葉や文字は必要なかった)

また自我を持っていなかったので人々の心は一つだった。

人間はテレパシーが使えなくなった時に自我が生まれた、そして通じ合う心を失って

バラバラになった。

そしてこの厄介な自我を抱えて生きなければならなくなった。


私たちはコミュニケーションをとる時に言葉や文字等の何かに変換するという作業をして伝えなければならなくなった。それは同時に隠し事を可能にした。

そうして、「隠し事ができる世界」になった。

バラバラになった人間が一つになろうとする過程が世界の歴史である。


では、次の世界はどんな世界なのだろうか?

大本教はそれを水晶世界と表現しています。 水晶のように透き通った透明な世界ということですね。

つまり何もかも筒抜けになってしまう世界です。

それは、テレパシーが使える世界ということです、一部のスピリチュアル系の人達の中にはこれからテレパシーに目覚める人間が出てくると言っている人もいます。

でもそれはちょっと違います。

科学の力によって使えるようになるのです。

21世紀、科学は超能力とか宗教の分野にまで入っていきます、たぶん30年後には今の常識では想像も出来ないような世の中になっていると思います。


人間はテレパシーを失った時に自我が生まれた、では自我を持った人間がテレパシーを獲得した時どうなるのか?


これから人間はどこへ行こうとしているのでしょうか?



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