初めの一歩 カメラよねぇ~

私は、マリーと約束した写真集に向けて、まずは今までの投稿ではスマホを使ってたから、これではダメと思い、カメラを買うことに決め、地元の電気屋に行きました。


平日だったのか、お客さんもまばらです。

デジカメコーナー…

沢山あるなぁ…

迷っちゃう…

あっ、友達がサッカーの試合で撮影してたのって、一眼レフだったよねぇ…

もらったデーターも画像もきれいだった。よし、一眼レフにしよう!

でも、どれがいいの?皆目見当がつかない。

店内を、見まわすと、ちょっとやせ型の男の店員さんが、私にロックオンしてるじゃない。

あの店員さん、前にパソコンを購入した時、とても親切だった。

声を掛けようか?どうしよう…

なんて迷ってたら、

「どうされました?」

って、絶妙のタイミングで声を掛けられちゃった!

「あの…、一眼レフのカメラが欲しいんですけど、良く解らないんですよねぇ

…」

って返すと、店員さんが

「どんな目的ですか?」

って聞くのよ。なので

「インスタ映えと、ゆくゆくは写真集の為に、ある程度プロの方が使うカメラがいいのかなぁ?って思ってます。」

って、ちょっとドキドキしながら答えました。

「インスタ映えなら、スマホでも十分でしょう?」

って言われたので、マリーとの約束の写真集の話をしました。

モデルを使って、写真撮影する。メディアでの写真ダウンロードしたり、写真集をメディアでまた自費出版したい旨を伝えました。

「予算は?」

きたきた…、これって絶対に聞かれるのよねぇ?私、カードを使うのはイヤなので、貯めてました。買い物した時に出るおつり、貯金箱に入れて、欲しい服を買ったつもりで貯金箱に入れて、給料も少しずつ積み立てにして、生命保険も積み立て式の物にして財形してきました。

とりあえず、100万円はカメラにつぎ込めるほどの予算は確保しています。

「あの…、詳しくはないので、100万円ほどの予算はあります。これで、イイ感じの撮影機材が揃えられたらと思ってます。」

と、伝えました。

すると店員さんはビックリしたのか

「それだけあれば、おつりがきますし、編集用のパソコンも購入できますよ。」

って答えてくれました。

まずは、カメラの機能の説明。

レンズを外してくれて、連写がどれくらいの速度で行われるのか?感度はどうなのか?スマホとデジカメ一眼レフでの写真の出来栄えがどう違うのか?

普通のインスタ映えならば、スマホでもいいけど、ズームを使い、水滴や細かな物を撮影すのであれば、一眼レフを使用する意味がある。

なんか、一杯説明してくれて、解ったような理解できないような、ちょっと混乱してみたけど、今の主流はC社のカメラだそうです。

そして、良く解った事は、カメラマンの腕があれば、一番高いカメラでなくても良い写真が撮れる。プロのカメラマンでもレンズ込みで60万円前後のもので撮影している。高いもので撮影するのが良い写真が撮れるのではなく、カメラマンの腕と感性が良い作品を作るんだと、店員さんに力説されました。

店員さんの後ろで、C社の営業さんがニコニコしならが近寄ってくるではないですか?

「お久しぶりです。どうされました?」

と…

あれ?以前、プリンターと仕事上でお世話になった部長さんではないですか?

まさか、こんな店舗でお会いするとは…ちょっとビックリ❕❕

店員さんと部長さんとの3者面談のように、カメラの事で話が盛り上がり、途中からは居酒屋トークのようになり、私の

「値段が高い物の方が良いものが撮影できるでしょう?」

と言えば

「コンマ001秒単位のスポーツ的な写真を撮るんか?ただのグラビアやピンナップの撮影には必要ないぞ。そんな無駄金使うのは、金持ちの虚栄心だけやぞ!」

と、とても営業の方が言うセリフではないような会話になり

「有名な歌手みたいに加工するにしても、加工無しにしても、パソコンでの編集でナチュラルに編集できるし、無修正でも今のカメラはクオリティが高いから、最高の物を買う必要性は無い。高いもの買って頂くと営業的には美味しいけど、知ってる人だからこそ、無意味にお金は使わせたくない。」

これだから、部長さんは好きなのよねぇ…

ドローンや動画の事もついでに聞いてみると、ハンディカムのそこそこの値段のもので、今の性能では十分対応出来るとの事。


そうか…、カメラマンとしての技術と腕と感性なのか…と感銘を受け、部長さんと店員さんが有名カメラマンさんたちが使っている機種を購入。

金額?それはねぇ…、営業努力での値引きがあり、予算の100万円の半額より少し高い程度です。

残った予算で、パソコンを購入。

動画や写真、音楽の編集に適した高性能の物を作って頂きました。

これで、気分は一流のカメラマンみたいな感じです。

ちょっと嬉し気に、カメラが趣味の友達に購入したカメラの話をすると

「使わなくなったら、譲って欲しい。使わないときは貸して。」

と言われたので、とても良い買い物をしたと思います。


これで、撮影の準備は出来た。


あとは、写真を撮って、写真と共に文章や短歌を選んで、どれだけ支持が得られるか?

インスタでイイね❤がいっぱい貰えると気持ちいいのよねぇ…

ユーチューバーみたいに、ちょっと小遣い稼ぎが出来ると、なおの事嬉しかったりする。


よし、明日からどんどん撮影するぞ!


これが、私の紛れもない本心でもあり決意でした。

こんな決意がいつか壊れるとも知らずに…

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