2-6.ギルドマスター(BathTime)~

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本文には、性的な描写が含まれています。

苦手な方はご遠慮ください。


一部過激な表現を削除しました。

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 アルスが眠りに落ちた後、俺はアルスに憑依スキルを使った。


 スキルは問題なく成功したが、まだ女子二人が起きているため、しかたなく布団の中で寝静まるのを待つことにした。


 …………

 …………

 …………


 2人が寝静まったのを確認した俺は、出来る限り音を立てない様に努力して部屋を出た。


 「さて、どこに行こうかな」


 行き先を思案したが、まだ街の事はあまり知らないこともあり思いつかなかった。

 結局、冒険者ギルドにある酒場に向かうことにした。


 酒場は多くの冒険者で溢れかえり、熱気に包まれていた。


 どうやら満席の様で、俺は席が空いていないか、入り口のところでキョロキョロしていた。


 すると後から声を掛けられた。


 「あら、どうしたのかしら?アルサス君」


 艶のある女性の声に振り返ってみると、眼鏡を掛けた冒険者ギルドのマスターがいた。


 仕事が終わったところなのか、髪を結いあげたままで、タイトスカートも昼間に見かけた物だった。


 「あ、えーと、ルミーナ様、こんばんは」


 「はい。こんばんは。ふふふ、まだ小さいのにお酒を飲むつもりかしら?悪い子ね」

 「え、いや~」


 「まぁ、いいわ、私も一人だから一緒に食事をしましょ」


 ルミーナ様は返事も待たずに、俺と腕を組んで酒場に入っていった。


 『おう、ずいぶん積極的な人だな』


 腕を組んでといっても、ルミーナ様の方が背が高く、アルスの顔の真横では、たわわに実った果実が重たそうに揺れている。


 「ルミーナ様。お待ちしていました。こちらです」


 ルミーナを見かけた、女給が慌てて走り寄ってきて、不慣れな手つきで二人を奥へと案内した。


 一方のルミーナ様は慣れているようで、案内されるまでも無く初めから奥の部屋に向かって歩いていた。


 奥の部屋は酒場とは思えないほど、洒落た空間になっていた。


 『VIPルームかな?』


 「二人分でお願い」


 「はい、かしこまりました」


 ルミーナ様の注文を受けた女給が退室するのと入れ違いで、入ってきた女給が二人にワインを注いでくれた。


 …………


 「ゴブリン退治に乾杯」

 「乾杯」


 ルミーナ様は、アルス達の冒険の成功を祝った後、ワインで口を湿らせると、妖艶な笑みを浮かべながら話し出した。


 「冒険者になってから1週間もしないうちにゴブリンの巣を掃討するとはね。しかもホブだけでなく、シャーマンまでも倒すとは凄いわ」


 アルスを見つめるルミーナ様の目は、こころなしか潤んでいるように見える。


 「いえ、クーガーさんのおかげですよ」


 「そうね、彼は強いわ。パーティに入っていれば今頃はアイアンからシルバーに上がっていることでしょうね。でもね、魔法は使えないわよ」


 キラーン


 ルミーナ様のメガネが光った! ような気がする。


 「いや~、何のことでしょう?」


 『やべ~、ファイアのことがばれてるのかな』


 「ふふ、まぁいいわ。それより今夜は楽しみましょ」


 ルミーナ様はそれ以上の追及はせずワインを煽った。


 次から次へとだされたコース料理は、アルス達が食べている最安値の料理とは違い、とっても美味しかった。


 先ほど、アルスの体は夕食を食べたばかりだったが、問題なく完食することが出来た。


 ルミーナ様は優雅な所作で食事を終え立ち上がると、ほろ酔い気分なのか頬を緩めたまま、再びアルスの腕に絡みつき歩き出した。

 「さ、私の部屋で飲み直しましょう」


 来た時よりも距離が近くなり、重く柔らかな果実が揺れるたびに、ペシペシとアルスの頬を打ってきた。


 上質な生地越しに感じる中身の詰まった果実に誘惑され、俺は何も言わずに付いていった。


 ルミーナ様に連れてこられたのは、冒険者ギルドの奥にある扉の前だった。


 ルミーナ様が扉に手を触れると、魔法陣が浮かび上がり、自動的に開いていった。


 魔法の扉の向うは地下へと降りる階段になていた。


 階段を降りると地下道が続いていた。

 石で出来た壁には、等間隔で明かりが設置されているので、十分明るかった。


 「ルミーナ様。もしかして、この明かりは魔法ですか?」


 「そうよ。先ほどの扉も照明もすべて魔道具よ」


 「すごい」


 俺は素直に感動した。



 「私が作った、と言ったら信じるかしら?」


 ルミーナ様がいたずらっぽく、はにかんだ顔で覗き込んできた。


 「え、え~!」


 『まさか、魔道具を作ることの出来る人に会うことが出来るとは!』


 10mほど進むと、地上へと上がる階段があり、昇り切ったところに魔法の扉が待っていた。


 ルミーナ様が開いた扉の先には、よく磨き上げられた床の上に赤い絨毯が敷かれていた。

 壁際には、いくつもの調度品が飾られた、まさにお屋敷の中だった。


 きっと、ここは冒険者ギルドの裏に見えた大きなお屋敷の中なのだろう。


 『男爵の娘とは聞いていたが、ここまでとは……』


 「「お帰りなさいませ。お嬢様」」


 ルミーナ様を2人の執事とメイドが出迎えると、息の合った洗練されたしぐさでお辞儀してきた。


 2人とも、とても若く小柄で身長は、ミヅキと同じぐらいだろうか。


 しかも二人の顔はまったく同じに見える。


 『もしかしたら双子だろうか?』


 執事は白いシャツに黒のチョッキと半ズボン姿だ。


 そしてメイドは可愛らしい、丈の短いメイド服を着ている。

 一見、スレンダーにみえるが、さらしに巻かれた胸が悲鳴を上げているのが、俺には解る。


 「部屋にお酒の準備をしたら、二人とも下がっていいわ」

 「「かしこまりました」」


 そのまま、俺はルミーナ様に導かれるまま2階にある部屋へと入っていった。


 そこは冒険者ギルドの受付よりも広く、贅沢の限りを尽くしたと思われる部屋だった。


 そう、まるでお姫様の部屋のようだ。


 「そこに座って、待っていてくださる」

 「は、はい」


 俺は言われるままソファーに座ると、ルミーナ様は隣の部屋へ消えていった。


 ソファーは、とても柔らかく深く沈みこんだ。

 慣れない俺にはかえって居心地が悪かった。


 胸がさらしに押しつぶされ悲鳴を上げているメイドが、目を伏せたまま、お酒と宝石の様に透き通ったゼリーの様な、おつまみをテーブルに置いて去っていった。


 …………


 程なくして隣の部屋からルミーナ様が現れた。


 長く豊かな髪は下ろされ、光沢のある紫色のガウンに流れ落ちている。


 そして腰ひもで縛られた、くびれた腰から続く肉感的な丸い腰が揺れながら近づいてくる。


 顔には仕事用のメガネがそのままなのだが、それがかえって良かったりする。


 「うふふ、緊張しちゃって、かわいいわね。さ、飲みましょう」

 「は、はい」


 ルミーナ様は自ら二人のグラスにワインを注いでくれた。


 「はぁ~、おいしいわ」


 確かに食堂で飲んだワインもいい物だったが、こちらのほうが香りが華やかで、味わいもまろやかで深みがった。


 俺は思わず飲み干してしまった。


 「たしかに。こんなにおいしいワインは初めてです」

 「ふふふ、これも美味しいわよ」


 ルミーナ様は細い指で、ルビーの様に赤く輝く、ゼリーの様なお菓子をアルスの口へ運び、食べさせてくれた。


 ルミーナ様はアルスの唇に触れた指を、妖艶なしぐさで舐め上げた。


 「あ、あの~ルミーナ様」


 「何かしらアルサス」


 「あの~昼間の大男のことなんですが~」


 「あら、ギガンのことが気になりますのね。でも困りましたわ~。他の人に冒険者の情報を伝えることは、規則で禁止されてますの。それよりも今わ…………ね」


 ルミーナ様は赤いゼリーを口に含み、アルスに口づけしてきた。


 俺は体が熱くなるのを感じながら、唇を割り込んできたゼリーと舌をしゃぶった。


 俺もお返しにゼリーをルミーナ様に3個ほど口移しで飲ませてあげた。


 「はぁ~いいわ。いっしょにお風呂に入りましょう」


 ルミーナ様に手を引かれ、寝室につながる脱衣所に来た。


 脱衣所だけで、アルス達3人が泊まっている部屋ぐらいの広さがあった。


 「さ、お姉さんが脱がしてあげるわ」


 ルミーナ様が細くしなやかな指で、アルスの服を脱がしていく。


 俺は、屈んだルミーナ様の汗ばんだ胸の谷間と、ガウンからのぞく太ももを見下ろしていた。


 「僕もぬ、脱がしてあげようか?」


 俺はわざと幼く聞いた。


 「え、ええいいわ。そんなにお姉さんの裸が見たいのね?」


 今まで妖艶で大胆だったルミーナ様が、頬を赤め恥ずかしがっている。


 「う、うん。じゃ、じゃー腰ひもを解くね」


 俺はわざと時間を掛け、腰ひもを解いていった。


 そしてゆっくりと、背伸びをしながらガウンを脱がせていく。


 恥じらうルミーナ様の肩からガウンを下げていくと、濃いい紫のレースに包まれた見事な二つの果実が姿を現した。


 さらに下げていくと細くくびれた腰から、なだらかに続く張りのある腰にもお揃いのレースを着ていたが、布の面積は小さなものだった。


 俺はブラジャーを外そうと、ルミーナさまに後ろに回り込と、眼下には紫色のレースが紐の様になり、白く大きなお餅に挟みこまれていた。


 ゴクリ


 素晴らしいスタイルをした体は、白く艶めかしいく、しかも張りがあり若々しかった。


 ルミーナは立場が醸し出す雰囲気や、話し方から30代後半かと思っていたが、もしかしたら、結構、若いのかもしれない。


 それとも貴族ならではのお手入れの成果なのだろうか。


 白く柔らかいお餅を鷲掴みにしたいのを、俺は鋼の精神で我慢して、ブラジャーをゆっくりと外していった。


 「いゃ~ん」


 ルミーナ様は、可愛らしい甘い声を上げて、胸を腕で隠した。


 やはり、この人は見かけよりも若いかもしれない。


 『20歳前後かな?』


 最後になった紫色の紐パンをゆっくりずり下げていくと、一本の輝く糸が伸びていった。


 浴室はとても明るく、お湯を溢れさせている丸く大きな浴槽には、壁からお湯が勢いよく注がれていた。


 「うわーすごい、これも魔道具ですか?」


 アルスの少し高い声が、浴室にこだまする。


 「そうよ。でもこれは私が作ったものでは無いのよ」


 「はぁ~、そうなんですか」


 「ふふ、それよりも体を洗ってあげるわ」


 ルミーナ様は嬉しそうに、いや、ほほを緩ませながら、泡を付けた柔らかいスポンジでアルスの体を満遍なく、丁寧に洗っていった。

 「う、き、気持ちいいです」


 「そ、そうですの」


 ルミーナ様はさらに熱心に、俺の背中に豊満な胸を押し付けながら、もう一度体を洗ってくれた。


 …………


 「ふ~、さっぱりしました。では、お返しに僕が洗いますね」


 「え、ええ」


 俺は同じようにたっぷりと泡立てたスポンジで、ルミーナ様の白くきらめく柔らかい背中から洗っていった。


 泡の付いたスポンジは、ときおり際どいところを掠めたりする。


 「あ、」


 俺はスポンジを持った手を、ルミーナ様の脇の下に差し込み、大きく柔らかい果実を優しく、ゆっくりと、そっと撫でるように洗っていった。


 「あああぁ、」


 「どう?お姉ちゃん、気持ちいい?」


 「え、ええ気持ちいいわ」


 「じゃー僕がもっと気持ちよくしてあがるね!」


 俺はスポンジを床に置くと、ルミーナ様の石鹸でヌルヌルになった体を掌で洗っていいた。


 「ああぁぁぁーー、いいわ」


 ………

 ……

 …


 今日二度目のお風呂を満喫し後、俺とルミーナ様は寝室に来ていた。


 「ルミーナ様」

 「何かしらアルサス君」


 ルミーナ様の目を潤ませながら振り向いた。


 「お仕事で疲れているでしょ」

 「え、えぇぇ、そうね」


 「じゃーマッサージしてあげるね。僕得意なんだ」

 「え、いいの?アルサス君だって」


 「昼間助けてくれたお礼だよ」


 俺は、ルミーナ様の返事を聞かないまま、ネグリジェを着たルミーナ様をベットに俯せに寝かせた。

 そして大きなお尻の上に、小さな体で跨った。


 『早速、試してみるか』


 俺はルミーナ様の腰を揉みながら、覚えたての房中術から、アクティブスキルのマッサージを発動した。


 すると俺の手は、熟練のマッサージ師の様な手つきで、次々と体中を揉み解していく。


 「す、すごいわ。体中が楽になっていく」


 柔らかくボリュームのある全身を揉みほぐし終わところで、俺は生前の記憶を手繰り寄せ、今度はツボを刺激していった。


 そう、それは温泉旅館で指圧師をしていた時の記憶だった。


 まずは足の方から凝りをほぐすツボを押す合間に、気持ちよくなるツボも織り交ぜていく。


 「くぅ~~、きくわ~、あ、なに?」


 …

 ……

 ………


 マッサージする手は、ふくらはぎから太ももへと徐々に這い上がっていく。

 もちろん気持ちよくなるツボの頻度を徐々に増やしていく。


 「くぅ~~、あ、あーーー、そこ!」


 ………

 ………

 ………


 「はぁ、はぁ、あ、いぃーー!はぁ、はぁ」


 柔らかく滑らかな太ももが終わることには、ルミーナ様は息も絶え絶えとなっていた。


 そこで俺はペースを落として、太ももの付け根を、一番敏感なところの周辺から中心に向かうようにじっくりと攻める。


 「あっ、そ、そこー、あー、もっとーーー」


 ………


 「いぃわ!あーー!いいわ!あ、ダメ、そ、そんな~…」


 ルミーナ様が盛り上がってきたところで、わざとゴールすることなく、するっと力を弱めた。


 「それじゃーギガンの事を教えてもらえますか?」


 「う、噂話でよければ、アフン、いいわよ」


 次は柔らかくボリュームのある丘へ移り、こってりと攻めていく。


 「それで、どんな噂ですか?」


 「はぁう、やつ、あぁん、奴はジャガー傭兵団の一員という、あん、噂よ」


 今度はルミーナ様の上体を起こさせせ、俺は大きな果実を掌で触れるか触れないかの距離で包み込んでいく。


 「そのジャガー傭兵団というのは?」


 「かなりの規模らしいわ。裏ではあくどいこともしていると、もっぱらの噂よ」


 「それで他にはなにか?」


 「あぁぁーいいわ。も、もうこれ以上は……あーーん」


 「わかりました。ありがとうございす」


 ジャガー傭兵団のことを探れば、何か糸口が見つかるかもしれないと考えた俺は、再度、房中術のマッサージスキルと発動しながら、ルミーナ様を夢の中に誘った。


♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡


 「あーー、イィーーー、いいわ」

 …………

 …………

 …………


♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡


 ベットの上で体をヒクヒクさせているルミーナ様を横目に、俺は服を着ていった。


 そして生まれたままの姿で丸まっている、ルミーナ様に布団をかけると部屋を出た。


 すると扉の外で、先ほどのメイドがほほ笑んで待っていた。


 「屋敷の外までご案内します」

 「は、お願いします」


 考えてみれば、俺では魔法の扉を開くことも出来ないし、門番がいれば捕まりかねないのだった。


 そう、そして予想通り、門には屈強そうな門番が立っていた。


 「お気お付けてお帰りください」


 メイドに見送られ屋敷を出た俺は、迷うことなくギルドへと戻ることが出来た。


 ルミーナ様のお屋敷は想像通り、冒険者ギルドの裏にあったからである。


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