第3話 3大欲求
ベッドの上はエンターテインメントであるべきだと誰かが言っていた
「愛してる」
「きみしかいないよ」
「ずっと一緒にいようね」
そんな言葉を真に受けてはいけない
楽しむためのツールなんだからって
もちろん賛成する
でも、信じてみたい夜もある
「この瞬間だけはわたしのものでしょ?」っていたずらに笑う
「もちろん、そうだよ」
彼はちゃんとエンターテインメントをわかってる人だ
22時過ぎ、彼は行きつけのバーへと向かった
私は彼の家に向かった
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