2日目
今日もいつも通り満員電車に乗り次の駅で降りた。一駅ぐらい歩けと思われるかもしれないが田舎では一駅距離を歩くと3時間ぐらいかかる。電車から降りるといつものようにドア横で乗車をスタンバイしている乗客も居た。この乗客は乗車の速さから"乗車 RTA走者"と呼ばれ”RTAさん"と略している人もいる。RTAさんの乗車を見届けてから改札を出ていつもの通学路を通り学校に到着した。去年までは三階に教室があったが今年から一階になり無駄な体力を消耗せずに済むようになった。今日はロングホームルームだけで終了らしいが内容は自己紹介と委員会選択らしい。自己紹介の内容を考えていると担任が教室に入室し自己紹介が始まった。
適当に話を聞いていると聞き覚えのある声と名前が聞こえてきた。
「
顔を見てみると気になっている茶屋道さんその人であった。三年間同じクラスになれるという幸福感に浸ってボーっとしていると突然自分の名前が呼ばれた。全身に電撃が流れなぜ呼ばれたのだろうと一瞬思ったがこの自己紹介はくじ引きで順番を決めていた。好きな人と同じクラスになれた嬉しさと不意打ちに名前を呼ばれた衝撃で一瞬いるんでしまったがとりあえず教卓に立ち自己紹介をすることにした。
「
全員自己紹介を終え話題は委員会選択に移った。この学校は一人一委員会入ることになっており人気のある委員会等はくじで決めるなどになる。僕は一番希望が少ない”福祉委員会”を希望し、希望は通り確定となった。男子は全員決まったが女子は決めるのに難航していた。茶屋町さんは初めは図書委員会を希望していたが他の人とバッティングし今どう決めるか話しているようだった。男子はほとんどが机に伏せて寝ているようで自分だけ起きているのも変で昨日も寝るのが遅かったため寝ることにした。
チャイムが鳴り起きてみるともう黒板は消されており誰がどの委員会に入ったのかも分からない状態になっていた。
「では明日委員会会議なので忘れないようにしてください。では終わります。」
と担任は職員室に帰り他の生徒たちは帰る身支度を始めていた。
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