第12話 フラストレーション
「どうぞ......」
「ありがとう」少しぶっきら棒に言いながら
俺達から少し離れた場所で、
「もしかして、あの人が渡辺さんの
プールの水辺で水遊びをする
「結構年上みたいだけれど、かっこいい人ね。でも、どこかで見たようなきがするのよね.......」
「そうか.......、けっこういいオッサンじゃないか」俺は、なんだか悔しそうな顔を見せたようだ。彼女にはそれが気に入らないようであった。
「あんたねぇ、なに張り合ってんのよ。それに人妻に鼻の下伸ばして……」
「イテテテテテ!な、なにするんだよ!」俺は彼女の手を振り払うと真っ赤になった二の腕を
「知らない!」なかなか
俺は、
「本当に、馬鹿じゃない........」とうとう、
せっかくやってきたプールではあったが、二人ともフラストレーションを貯める結果となってしまったようであった。
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