夢の万華鏡

眠りの世界へ逃げ込んで

万華鏡のような夢の小路で

迷子になりたい時がある


刹那せつなくも懐かしい

その情景に溶け込んで

一欠片いちぶになってしまいたく


薄闇の中の温もりに

抱かれて墜ちていけたなら

くらく優しい誘惑に


身を任せ

身を任せ

目を閉じる




嗚呼


目覚めれば明るすぎる無常の朝

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