追いつけないにもほどがある
追いつけないにもほどがある
一周どころか二周、三周
遅れてばかりで嫌になる
えーい!この際、遅れついでだ
じっくり歩こうこの道を
焦って前を見てた分
立ち止まったら、
優しく頬を撫でてった
大丈夫だよと
追いつけないにもほどがある
遅れてばかりの人生だけど
ぽっかり浮かんだ白い雲
それでもほんの少しずつ
流れているのに気がついて
そうなんだよな、と
道端に咲く名も知らぬ花が
そうなんだよ、と微笑んだから
はじめまして、と挨拶したよ
あなたの名前を聞かせてと
小さな花に尋ねたよ
こんな出逢いもあるんだね
遅れてばかりの人生だけど
いつのまにやら白い雲
流れ流れて何処へやら
追いつけないにもほどがある
思わずクスっと
顔を見合わせ笑ったよ
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