窓を開けて

窓を開けて

秋風の気持ちいい朝に

ベランダに出てみる


澄んだ青に

白いひつじ雲が

ゆっくりと空を往く


深く息を吸う

胸いっぱいに吸った空気を

静かに吐いていく


強ばっていた心と身体が

ゆるやかに、ほどけていって

心の窓が開いていく


新鮮な空気が

心と身体を

微笑ませる


そんな一日の始まり


昼と夜の長さが

ほとんど同じになるという日に

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