522球目 こんな打球は見たことがない
グワラギィーン!!
打球は天高く上がる。あっ、上がり過ぎだ。ピッチャーフライになっちまう。
「入るなぁ!」
「ホ、ホ、ホームラン!」
「よっしゃああああああい!」
俺達はクソデカホームランが信じられず、何度も目をこする。確かに、9回裏に2点入っている。サヨナラ勝ちなのだ。
「
「う。うん。さすが番長、しびれるホームランやったわ」
予選決勝の勝ちこし満塁ホームランに続き、甲子園1回戦でも特大ホームランを打つとは、恐ろしすぎる……。
俺達は試合後の挨拶へ向かった。
「センバツ優勝校に勝ったんやから、優勝しろや」
「ああ。優勝したら、埼玉翔出が1番手ごわかったと言うよ」
俺は友野と熱い握手を交わした。
「ありがとうございました!」
埼玉翔出000 030 100………4
浜甲学園100 020 002×……5
(8回裏終了)
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