447球目 サヨナラじゃない
高目のボールに手を出さず、低目のボールをダウンスイングで打つイメージが出来ていた。初球のど真ん中高目のストレートを見送り、2球目の低目に落ちるスローカーブを打つ。
センターへ抜けると思われたが、ショートの
その間に3塁ランナーの
「何という素晴らしい守りだ。敵ながらあっぱれや」
村下監督は敵を称賛しつつ、
初球は外のストレート。
「やったぁ! サヨナラぁ!」
「アウト! スリーアウトチェンジ!」
「チッ! 同点止まりか」
村下監督はスコアブックを見て、ふと気づく。
「ついに、俺の出番でやんすね。監督、監督ぅー」
「
「あっ、はい。
「なら、問題ない。10回から投げてくれ」
「えっー!?」
「はいいい!?」
(続く)
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