404球目 己の信念は曲げない
「ボールフォア!」
次のバッターは
「
「いえ。延長戦も考えて、自力で打ちます」
「そう。ほな、
「えっ? 何で、俺に聞くんですか?」
「中学時代に対戦してて、何回かプライベートで会ってるらしいから、わかるかな思うたんやけどね」
「うーん。あいつなら……」
「いや、待てよ。奴の美学は、最後に自分の最も得意なボールを投げることです。アイアンボールはもう投げられないから、クロスファイアー、
「わかった。それを上手いこと打つわ」
「ありがとう、
「当たるかどうかわかりませんよ」
俺が眉をひそめて言えば、
「大丈夫。あたし達、
俺としては、まだここで終わりたくない。
(続く)
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