365球目 山科はプレッシャーに強くない
「4番センター
「キャー!
いつもは爽やかな笑顔で女子達に応える彼が、今はずっと唇を噛みしめたまま無言だ。
「ストライクッ!」
金縛りに遭ったように動かない。大丈夫か?
2球目は縦のスライダー。今度も1ミリも動かない。
「ボール」
3球目は外のストレート。
「ストライクッ!」
「
「ハイ、ワカッテマス」
AIのような返事をする。こりゃアカン。何とかリラックスさせないと。俺は
「そ、そうだ!
「カッコワルイ?」
「はい。まだバットを
「バットをカレー、
「さぁ、投げたまえ!」
「ハハハ。面白い人やなぁ」
「打つ!」
その時、
(続く)
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