357球目 休む間もない
じわじわと点差を縮めてくる
「はい、バナナ」
ベンチに戻った俺に、グル監がバナナを差し出す。バナナを食べながら、仲間のバッティングを見守る。
俺はスポーツドリンクを飲んで、汗をぬぐう。段々と暑くなってきたな。嫌んなる。
リードしてる時と同点の時では、テンションが大分違う。俺はタメ息を吐いてマウンドへ向かった。
長打が出ないよう、丁寧丁寧丁寧に低めに投げたつもりが、高目に入ってしまう。
「おりゃあ!」
「アウト!」
次の
「アウト!」
「4番サード
プロ注目の打者と4回目の対決だ。
(続く)
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