322球目 連合チームは一枚岩じゃない
「ギエアアアアアアア!」
こうして、7回裏、
「何で送球まっすぐ投げられへんねん!」
「だって、ノーカットやと思ったもん。
「2人ともケンカやめろよ」
「こうのとりのお荷物は黙っとれ!」
「せやせや! あんたのリード悪いから、ボコ打たれすんねん」
「何やとぉ!? キャッチャーやったことないクセに、えらそうなこと言うな!」
ここで、連合チーム最大の欠点があらわになった。
2人の好投手がいる
この場面で入った
7回裏は2点でとどめたものの、8回裏は先頭・
ここで、
「この試合、勝ちたいか?」
彼の問いに、皆が押し黙っている。
「ここで負けたら、来年以降もこうのとり・
「それは嫌や!」
「なら、勝つぞ。勝つ、勝つ、かぁーつ!!」
「「「「「勝つ!!」」」」」
全員が拳を天にかかげる。高校は違うが、勝ちたい思いは同じだ。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます