320球目 試合中の悪霊退治は派手にしない
打率は2割台の彼だが、ここ1番で打つことに定評がある。
「
彼は打席に入るやいなや、タイムを取った。マウンドの
「ちょっ、何なん、あんた?」
「最近、肩が重ないか?」
「うーん。言われてみれば」
「悪霊が憑いとるんや。払ってあげる。
彼が
「あら? 何か肩が軽なった気ぃする。ありがとね」
「コラ―! なぁにやっとんねーん!」
「ストラック!」
1塁・2塁ランナーが同時に走る。
1死2・3塁になったので、スクイズ警戒で内野手が前進する。
だが、
2球目は、
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます