310球目 水宮君の体を手放したくない
※今回は兵庫連合の
この体で全力投球したら、相手チームを完全に抑えられるワケやし。でも、ごめんね。兵庫連合に勝たせるために手抜きするから。
「
「OK。ストレートは
バルカンチェンジって、何か世界史で出てきそうな言葉やし。握りわからないから、わしづかみで投げたろか。
「1番ファースト
先輩の鋭い打球がレフトに抜け、ない。サードの
「アウト!」
うちのサードなら、絶対ヒットになるのにぃ。自分のことやけど。
「2番ショート
先輩のダウンスイングがボールをとらえる。私の横を抜けてセンター前ヒット。さすがやしー。
「3番ピッチャー
先輩が強引に引っ張って、レフト線のツーベースヒットになった。あっさり同点。
「
ショートの
「4番セカンド
「ヒットを打つ!」
インコースにストレートを投げれば打ってくれた。詰まった打球に、ライトの火星が追い付こうとする。
「フェア!」
やった、これで逆転だ!!
(続く)
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