301球目 首位打者が最高出塁率を獲れるとは限らない
試合終了後、俺達3人は電車の中で試合を振り返った。
「
「ああ。あれじゃあ、デヴィッドさんだよ」
「ミスター・ミズミヤ、それは失礼です。ミスター・デヴィッドはよくエラーしますが、
「「マジ?」」
「へー。俺と
「ちなみに、ミスター・ヒボシはアベレージ2割2分ですが、フォアボールやデッドボール6個合わせると
「
あの身長伸び縮み打法で、結構
「兵庫連合のバッターはどうなんだ?」
「1番クチカミ、2番カタワダ、3番イトモリ、4番ユメノ、みんな3割後半のアベレージです。特にイトモリは4割4分のハイアベレージ。
「ってことは、上位4人を完全に抑えたら楽勝か」
「でも、チーム打率は.238やのに、出塁率は.379もあるよ。
「どうせ、ノーコンピッチャーと当たったんだろう。1試合で18個も三振奪える好投手からは、ヒットどころか、出塁もムリだろうよ」
昨日の好投で、小さいながらもスポーツ記事に載ったからな、俺。
「頼むよ、
「
「任せとけって」
こんなにキャプテンとキャッチャーに信頼されたら、物凄く照れちゃうなぁ。明後日の試合は、何としても三振をたくさん奪い、ノーヒットノーランかパーフェクト・ゲームやってやるぜ!!
(続く)
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