297球目 ブザービートは聞こえない
センターの
「
ベンチから
彼の目には、キャッチャーの
「アウト! ゲームセット!」
※※※
試合終了のあいさつで、
「ごめんねー。私の眼で君を呪っちゃってー」
彼女が頭を下げれば、TV画面の井戸から出てきた幽霊のように見える。赤い目より怖いよ。
「右肩が4回、9回に痛くなったのは、そういうことだったのか。でも、
「へっ? 私が呪ったのは、
「ウソだぁ。でも、
急に左肩を誰かの手が乗る。俺はヒィと叫んで後ろを見れば、何てことない
「呪いをかけられるんは、他にもいるっちゅうことカー」
「マジですか……。罰が当たればいいのに」
俺がそう言って前を向けば、
何はともあれ、4回戦も勝てた。ついにベスト16だ。決勝まで1試合ごとに抽選だから、どこと当たるかわからない。
まぁ、相手が
浜甲000 000 311……5
摩耶000 200 002……4
(続く)
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