295球目 あと1人で終われない
「6番サード
おっ、予想どおりのファーストゴロ。
「あれっ? 何で?」
何と、
「7番
西洋人形のような白肌と長い金髪が特徴的な
打球はサードへのゴロ。
連続エラーで、とうとう満塁になってしまった。
「あとワンナウト、ワンナウト!」
まだ3点差だから、落ち着いて守れよ、みんな。そう思う俺の足は、小刻みに震えている。
(続く)
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