257球目 牽制球を投げ過ぎたらいけない
雨はさらに激しくなってくる。ボールが見づらいので、打球が飛んできたらと思うと怖い。
ただ、
「4番ファースト
次の
「6番ライト
今日のキープレーヤ―だが、
慌てて二塁へ入り、
「かわいい腹やな」
「えっ? あっ、はい」
ネコやフクロウを愛でる女子の目で、俺の銀の出っ腹を見てくる。試合中なのに、この余裕は王者の風格だ。
俺にはそんな余裕まったくない。
「バックホーム!」
えっ? もうホームに向かって走ってんの?
息つく間もなく、
「セーフ、セーフ!」
「ヨシっ!!」
その後、
(続く)
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