250球目 むやみにバットを投げない
※
4回表まで終わり、スコアは0-1。
下位打線は
4回裏の先頭打者は
全力で投げつつ、実態はスローカーブ。はい、
「悪い悪い。緊張するとバット投げてまうねん」
「はい、どうぞ」
「悪いなぁ。カァー、ペッ!」
きったなぁ。俺の右手にダイレクトに
しかし、抑えようと力み過ぎて、フォアボールになってしまった。マズい。
「4番ピッチャー
無言でスイングせず、打席に立つ。1ミリも動かない不動の構えは、相手投手を威圧するのに充分。
俺はビビったフリをして、2球連続でボール球を投げた。そして、3球目にストレートをアウトローへ。
ストライクを取りにきたボールは甘くなるケースが多いから、当然打ちにくるわな。でも、打球はショートの
よっしゃ! 狙い通りのゲッツーコースや!
(続く)
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