233球目 水たまりが視界に入らない
「チクショー」
彼は草を引っこ抜いて、口の中へ入れて噛んだ。
三塁側スタンドの
「良かったな、
「はい、監督! おい、てめぇら! 学校に戻るぞ!」
「あーい!」
9回裏、
かくして、
※※※
試合終了後、球場近くの公園でミーティングしている俺達の元に、
「変な牛乳飲ませて、ごめんなさい!」
2人は見事な土下座ポーズで平謝りする。
「ホンマに、このガキャア、セコいマネしくさって」
「まぁまぁ、落ち着いて。俺達は勝ったし、相手も謝ってんやから。ねっ?」
「フン! 謝るだけやったら、サルでも出来るわ! もっと、何かないんかい?」
「はい。そのおわびとして、
「ボール磨き、データ整理など、雑用なんでもこなすでござろう!」
練習人数が増えるのは嬉しいが、
「いいですよー。一緒に甲子園目指しましょう」
「「あーりがとーございーますっ!」」
2人は何度も額を地面にぶつけながら、
1回戦はインチキバット、2回戦は
次は投打の両方で活躍するぞ!
浜甲学010 000 006……7
六甲山310 000 100……5
(4回表終了)
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