232球目 ヤギは打球をあきらめない
時は先週の土曜日、
「俺らの相手は
「でも、
「いやいやいや。
「高校最後の試合がコールド負けは嫌コケ―」
「オレのサブマリンで抑えるから安心してや、先輩方」
「春に
「うっさいヤギ! オレのペガサスフライで三振の山築いたるねん!」
「みんなー、落ち着いて―❤ この牛乳飲んでみて―❤」
皆は
「こんな姿じゃ、駿足が鈍足だブビン」
「これ元に戻るんガウなぁ、
「2時間ぐらいで元に戻るよ❤ 私のパパにも飲ませてみたから❤」
「せや!
「どや? 鈍足になった
「オー! さすが
「
「勝てそうな気がしてきたブビーン」
「私のミルクが役立ちそうで良かったぁ❤」
「あのー、ちょっと待ってくれベエェ。それって、ルール違反になるんじゃ……」
「試合前の超能力発動はカウントされへんガウ。ミルクの効果を知らんかったとシラを切ればええガウ」
「あと、このミルクは10回ぐらい飲んだら、肥満化しなくなるよー❤ たくさん飲んで耐性つけて、試合中に私達も飲んだら、条件同じー❤」
「なるほど! それなら大丈夫だベエェ」
こうして、
※※※
時を試合に戻そう。
好きな先輩達との夏を1日でも長くするため、
「いける!」
彼は手を伸ばし、ボールの落下点へ
(続く)
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