209球目 猛牛の突進をよけきれない
ひょっとして、猛牛娘・
今出せる力いっぱい、ストレートを打者から遠い所へ。
「またバントかフガ!」
「OK。アイキャンキャッチブハ」
「ムオオオオオオオオオオオ!」
「えっ? イヤアアアアアア!」
駿足の
「グフフ。もう1点入れたら、勝率アップですね」
3番の
「グフフ。いいですねぇ、ブラバンが奏でるアニソン」
彼は鼻をフゴフゴ動かしながら、バントの構えをする。こいつは苦手なタイプだから、早くアウトにしちまおう。
高めのストレートでポップフライにしてやる。
「ストの臭い!」
「バックホーム!」
「ムオオオオオ! どけぇ!!」
相撲のぶつかりげいこのように、
(※現実では、コリジョン・ルールの適用により、
「セーフ!」
2点目が入り、
「やはり、僕の鼻は
球種の臭いを嗅いだのか? いや、偶然に決まってる。
「
「
「
彼の打球は
「コケコケコッケー!」
今度は騒がしいニワトリ頭の
はぁはぁ、体がバターみたいに溶けそうなぐらい暑い……。
(続く)
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