198球目 今の俺は抑えられない
初球はセットから2秒で発射してきた。ボール。
2球目は11秒後に発射で、振り遅れる。ストライク。
3球目は5秒で、打ちに行けず。ストライク。
カウント1-2、次も8秒のリズムで待つ。来なかったら三振でもいい。
4球目、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のサビのフレーズのタイミングで発射ぁ!
インコースのボールをジャストミート!
打球は超後退シフトのセンターとライトのちょうど中間地点にぶち当たる。2人は一歩も動けず、スタートが遅れる。
そのスキを突いて、一気に3塁へ。
走者一掃のタイムリースリーベースヒットだぜ。
「とても素晴らしいバッティング、
3塁ベースコーチの
「おう。タイタニックのおかげ、いや、
ベンチの
暴投や四死球、さらに味方のエラーも重なって失点が増える。
スコアは11-6に。あと2点でコールドゲーム成立だ。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます