194球目 弱気の虫はもういらない
俺は8回まで投げ、
残る攻撃は2イニング。1点差なら追いつけるはずだが、
「この回が最後と思って! 逆転しなさい!」
グル監の言葉は熱を帯びている。不安で伏し目がちだった皆の顔が、引き締まってまっすぐ見すえるように変わる。
「
「はいっ!」
ストレートに
「あと6人や、
「おう! 俺らの夏は終わらんでー」
ノリノリの
2球目は真逆の
差し込まれても振りぬき、センター前へ運ぶ。ノーアウトのランナーだ!
「
「任せて、グル監!」
同点確実の黄金チーターランナーのお出ましだ。
(続く)
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