189球目 片手打ちはオススメしない
「どんな構えをしようが、俺のハンズキャノンは打てないッ!!」
ハンズキャノンのボール発射!
打球はピッチャーの真正面へ。
「うひゃあ!」
ボールは
「みんなの応援のおかげで打てたよ。ありがとー」
「よーし! 俺様も続くでー!」
彼は赤鬼化して、バットを左手一本で振りぬく。両手で振った時よりスイングスピードが速い。
「さぁ来い! 何とかキャノン!」
「ええかげん覚えてほしいなぁ。何とかキャノンやなくて、ハ・ン・ズ・キャノン!!」
「ぬおおおおおおお!」
「ストライク!」
「うわっ!」
スイングの風圧でグラウンドの砂がまき上がって、
「おっ、驚いたなぁ。しかし、俺のボールが片手で当てられてなるものかぁ!」
2球目はしっかりため込んでから、放たれた。
「ぬぐあああああああ!」
グラウンドに響くは豪快な叫び声とバットの
打球はグングン伸びてレフト方向へ。
これは同点ホームランになる。
(続く)
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