177球目 ストレートが通用しない
ホームラン、ツーベースヒットの後、2連続フォアボールの後、1回目の伝令タイムが使われる。伝令にやって来たのは
「ボールを低目に集めて、内野でアウトにしろって言うてたやん」
「打たせたら、あたし達が何とかするから」
女の子達に
「彼らがヒッティングしてるのはストレートです。変化球でカウントを整えましょう」
「OK。もし打たれたら、みんなよろしくな」
「ラジャー」
「うん」
「任せて」
「よっしゃい!」
皆が元の守備位置に戻って、ゲーム再開だ。
「
1塁ランナーの
初球のチェンジアップを見逃しストライク、2球目のスライダーは空振りで、0-2の有利なカウントに。
ボールになっていいぐらい低目にストレートを投げる。
3塁ランナーは返ってきたが、ワンアウト取れて良かった。
「6番レフト木村君」
木村は極端なガニ
初球はインコースにストレート。うわっ、打ってきた。
「ファール!」
1塁線に切れるファール。ストレートだけガンガン打ってくるな、
「ミスター・ミズミヤ、例のボールを投げましょう」
もう、あの覚えたてのアレを投げる時が来たのか?
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます