165球目 偵察がバレたらいけない(八木学園)
「オエエエ。
「バスん中で激しいライブ映像見るからだよ。まったく」
呆れ顔の
「ガッツガッツガッツ
先頭の彫りの深い顔の男が、威勢の良い声で音頭を取るも、後ろの部員はアクビをしたり、上の空だったり、笛吹けど踊らず状態である。
「あれが
「はっ、はひ。ラジャー」
※※※
「燃えつきろ、俺の豪速球ッ!!」
ランニングの先頭を走っていた男が、キャッチャーが飛び上がっても捕れない大暴投をする。キャッチャーは「クソノーコン野郎め」とつぶやきながら、ボールを拾いに行く。
他の部員はクリケット遊びをしたり、SNS用のダンス動画を撮ったり、スイカ割りをしたり、もうめちゃくちゃである。
「これが僕達の初戦の相手か……」
「20点ぐらい取れそうですね」
2人は試合でかっとばす自分を想像しながら、余裕の笑みを浮かべていた。
高校名:八木学園
レビュー者:山科時久
投手力:2
打撃力:3
守備力:3
総評:キャプテン兼エースの気合が空回りし、誰もついて来ていない。コントロールが悪すぎるので、じっくり見て打った方が良いだろう。まともなバッティングや守備を見られなかったので、打撃と守備の評価はテキトーにつけました。
高校名:八木学園
レビュー者:デヴィッド真池
投手力:3
打撃力:3
守備力:3
総評:全体的にリズム感がない! ピアノをらんぼうにひく子どものよう。熱血キャプテンに実力あったら、みながついていくと思うのに、ノーコン&三振王なら、ノーフォローですわ。
(夏大予選まであと12日)
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