146球目 本の虫を無視しない
「ねぇ。あの子は誘わへんの?」
「えぇー。オレ、あいつキライ。無口で何考えてるかわからへんもん」
「本読んで忙しそうやん。ムリに誘わんでええやろ」
クラスメイトが次々と教室を去っていく。
そんな彼女に唯一話しかけてきたのが
「
「キャ、キャ、キャッチボール?」
いつも
「うん。たまに体動かさないと、石になっちゃうで~」
「またキャッチボールやろね」
「うん!」
本の世界の友情が現実世界に現れた。
※※※
トラ塩の山なりスローボールを投げられても、
打球は9人内野の頭上を越える。
「1万円っピー!」
「早く投げろ、
「ナイスバッチン、すーちゃん!」
これで4-3、ついに
(続く)
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