144球目 愛にできることは1つじゃない
1点を追う
そもそも、今日の試合で、
「
「お、おう。せ、せ、せやな」
「タイム、お願いしまーす」
ヒソヒソ声で相談していて聞き取れない。
2人がそれぞれのベースに戻ると、アイドルみたく甘い声を出してきた。
「
「あたいは、あんたの
2人の声援を聞いた
「キャアアアア、打ってぇ、山科くーん!」
応援団の黄色い声援が届く。男性が口を真一文字にして黙っているから、
グル監のサインは、ヒッティングからの両手でハートマーク。
「ウサちゃん、子猫ちゃん、スタンドの皆さん、僕は打つ、打つよ! まばたきせずに見ておくれ」
トラ塩のストレートは速い。だが、
「グ、グエエ」
ボールが
「やった、やったよ! 同点タイムリーやぁ!」
1塁ベース上で
「すごい! すごいです、
「
(続く)
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