118球目 天塩(あまじお)のボールは打てない
「ハァ? 何なの、あの応援団は?」
「ボ、ボクが用意したんやないで」
「応援団があろうとなかろうと、
「20年に1人? 嘘ついたら、あんたのスーツ引き裂くわよ!」
「よくご覧なさい。あれが高校生のボールですか?」
金髪
「いくらストレートが速くても、変化球がしょぼかったら」
「もちろん、プロ級の変化球も持ってますよ」
ほぼストレートと同じ速さで、ボールがベース上でワンバウンドする。恐るべきスピードと落差のスプリットだ。
「いやぁ。よく落ちるなぁ、
「
「うーん。確かに、あいつらには打てないわねぇ」
投球練習が終わると、
2球連続で振り遅れ、3球目のスプリットで空振り三振に終わった。
「よしっ! その調子よ、
(続く)
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