70球目 推薦枠は増やさない
「
「ですよねー」
「いいや。
「ええ? しかし、中学生が高校生のボール打てるワケが……」
「打たせてやらぁいいタイ」
困惑するスカウトの片を
「うちのエースの
「
「なぁにを言うとるタイ。俺とクサノンは運命共同体。どんな時も2人一緒の野球部とよ!」
※※※
そんな投手から2人がかりで点を取ると聞いて、多くの部員が集まった。
「さぁて、クサノン。あの内野の弱点はどこと?」
「うーん。ショートかなぁ。左足が悪いみたい」
「よし。それじゃ、俺から先に打つタイ」
「おい、中坊。ちゃんとバット振れるかぁ」
(続く)
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